海外に出張に行く場合には、国内の出張よりも一般的に荷物も多くなりがちです。機内に持ち込める荷物の量には限りがあるので、最低限よりは最小限の荷物で出張の準備をする必要があります。仕事で行くわけですから、当然スーツは必要になります。日数にもよりますが、1着ないし2着は持っていくことになります。しかし、スーツは案外かさばりますし扱いにも気を遣うものです。
ですので、今回は海外出張に持っていくスーツの選び方を紹介したいと思います。
出張用スーツとは
着ていくにしろ持っていくにしろ、長時間着たまま・折り畳んだままでいるためにどうしてもスーツにしわがついてしまいます。それを解決してくれるのが出張用スーツです。出張用に作られたスーツはしわになりにくく、しわの回復性に優れた軽量な素材でできています。また、このようなスーツは形状記憶仕様になっていますので、長時間着たままでも専用バッグに入れたままでも型崩れしにくく、メンテナンスも容易です。
出張用のスーツの内ポケットにはモバイルポケットが採用されていることが多いのですが、従来のポケットよりも位置を高くすることで重さを感じにくくなっているという特徴もあります。
スーツの色について
スーツの色に決まりはないので、何色でもいいのですが、やはり暗めの色は汚れが目立ちにくいので重宝します。基本は無地ですが、細いストライプ模様の入ったスーツなら、形状記憶仕様のものでなくてもしわが目立ちにくいので出張にはおすすめでしょう。濃紺や、グレー系ならばチャコールグレーのような濃いめの色のほうが、着こなしやすく、フォーマルにもカジュアルにも対応できます。
しわ対策できるものを準備
どんなスーツでもしわはつきものです。形状記憶スーツはしわがつきにくいものですが、しわがついてしまったときは保湿することでしわを伸ばすことができます。アイロンを借りられれば一番ですが、海外ではなかなか難しいものです。
そういう時はバスタブにお湯を張る、シャワーを出すなどして湯気たっぷりのシャワールームに吊るしておいたり、衣類のスプレーを使ったりするとしわが伸びますが、そのような応急処置をとっても大丈夫な素材のスーツを選ぶこともコツです。
特殊な素材や高級なスーツは、ドレスコードがあるようなパーティーでもない限り出張には向きません。また、記憶形状スーツであってもしわができないわけではないので、スーツケースの中にぎゅうぎゅう詰めたりせず、ガーメントなどの専用バッグに入れて持ち歩くようにします。
海外の場合、スーツケースが行方不明になるロストバゲージも起こり得ます。到着してすぐに相手に会うなどの予定がある場合は、私服で搭乗した場合もスーツは着用か手荷物として持っていきましょう。そのためにもしわになりにくい出張用のスーツを用意しておきましょう。
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