友人や仲間に「今度、海外出張なんだ」などと言うと、「いいなー」と羨ましがられたり、「優雅だね」なんて言われたりしますが、実際仕事で行くのですから優雅な訳はありません。むしろ現地での仕事は日本以上の労力と精神力が必要な事の方が多いですし、外国語を使って生活するのも大変です。体調管理にも気をつかいますよね。また渡航のための準備も大変なものです。特にかさ張る衣類は悩みどころで、どんな衣類をどれだけ詰めて行くか、トランクと格闘するはめになる事もよくあります。
そこで、今回は海外出張のために用意しておくべき服装のパターンについて考えてみたいと思います。
現地の気候をチェック
海外出張に持って行く服装を決める時に、まずチェックしなければならないのが「現地の気候」です。最近はインターネットで現地の気候から気温、湿度までわかりますから、二、三日前からチェックしておくのが良いでしょう。
特に湿度は思った以上に健康に影響してきます。寒くて乾燥している地域では風邪をひきやすくなるので厚手の下着、暑く湿度の高い東南アジアなどではなるべく通気性のよい下着などを準備しておきましょう。たかが下着、と思うかもしれませんが、下着は準備する衣類の中でも最も重要です。一枚で体調管理に大きな影響がありますから、現地の気候に適したものを持参しましょう。
ノーアイロンシャツは必須
海外出張が数日ならば、数枚のシャツしか持って行かなくても洗濯なしで通す事もできます。しかし出張が10日以上という場合や暑い気候の国などの場合は一度は洗濯をするという事も考えておきましょう。もちろん滞在先のホテルで洗濯を頼むこともできますが、日本のようにすぐに洗濯が終わるとは限らないので、受け取れないまま帰国という事にならないように注意しましょう。
もし自分で洗濯を行うなら、形状記憶のノーアイロンシャツが便利です。ノーアイロンシャツはトランクに入れておいた時のシワも、飛行機など移動でついたシワも、干しておけばとれて綺麗になってくれると言う事で海外出張の多いビジネスマンの必須アイテムとなっています。もし持っていないなら、是非購入しておきましょう。
ラフすぎない普段着を準備
海外出張の際に気をつけたいのが、ビジネスシーン以外の場面を考えておくという事です。ビジネスシーンではスーツで良いでしょうが、夜にホテルに帰った後、上司につきあって食事をしたり、休日をはさんでゴルフなどに誘われるという事もあるかもしれません。スーツやワイシャツ以外の服装はラフすぎず、少しフォーマルなものを選ぶと良いでしょう。
時々「現地で衣類を調達すればいい」と言うツワモノがいるのですが、海外出張の場合、仕事がメインですから服を買う時間などないと考えた方が良いと思います。また日本のようにどこにでも服を買えるお店があるという訳でもありませんので、やはり出来る限り衣服は準備していくのが良いでしょう。
このように見てみると、海外出張の際の衣服の成功パターンとは「気候にあった下着」、「ノーアイロンのシャツ」、そして「ラフすぎない普段着」を準備する事と言えそうです。それでもまだトランクに余裕があるなら、お気に入りの一着も持参してもいいかもしれません。そんな一着で飛行機に乗れば、モチベーションも上向きますし、きっと快適な海外出張になる事でしょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう