上司が定年退職する際に、何らかの形でメッセージを贈るということがあります。定年退職する上司にとって、長年勤めてきた会社や組織における「最後の部下」からのメッセージということになるのです。
つまり、上司はそれだけ強い思い入れがあるのです。そのことを踏まえた上で、失礼のない、情のこもったメッセージを贈るよう、心がけましょう。メッセージを書くときのポイントを紹介します。
祝意を述べる
メッセージの形態によって、盛り込むべき内容は変ってきます。たとえば、寄せ書きなどで「一人ひと言」というスタイルなら「お世話になりました」「お元気で」という程度の短いメッセージになるでしょう。
もう少しスペースがあり、数行のメッセージが可能な場合に、盛り込む内容を紹介しましょう。まず「祝意」。定年退職は、組織人にとって人生の「花道」です。長い間勤め上げて無事に定年を迎えたというのは、本人にとって大変喜ばしいことなのですから、「おめでとうございます」という祝意を伝えるといいでしょう。次に「お疲れ様でした」という労いの言葉。「お世話になりました」「ありがとうございました」といった感謝の言葉も有効です。
お世話になった内容を書くと印象に残る
上司は退職後、新たな人生をスタートさせるのですから、そのことに触れ、「充実したセカンドライフをお送りください」といった内容を盛り込むのもいいでしょう。「お元気で」「お体大切に」など、健康を気づかう言葉も、定年退職にふさわしいメッセージです。
もし、さらにスペースがあるなら、「お世話になった」その内容を具体的に書くといいでしょう。「あの時はお世話になりました」という書き方をすると、上司はなつかしく思いますし、印象に残るメッセージになるのです。
また、「教えてもらったこと」を具体的に書くという方法もあります。そうした具体的シーンを盛り込むことによって、オンリーワンのメッセージになり、「情」を伝えることができるのです。
以上、定年退職する上司へのメッセージの書き方を紹介してきました。きちんと感謝の意を伝えることができ、上司が「ここで働けて良かった」と思えるように、最低限のマナーに配慮しつつ、ポイントを押さえたメッセージを書きましょう。
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