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出世する人の特徴は?上司からの評価が高い人の12の特徴

Takeshi Sugiuchi

2018/03/15(最終更新日:2021/01/30)


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「会社に勤めるなら、出世してできることを増やしたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、出世する人には共通した特徴があります。

本記事では、上司からの評価が高い人の12の特徴、そして出世しにくい人の3つの特徴を紹介。自分に当てはまっているもの、足りないものについて参考にしてみてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 出世が早い人の12の特徴
  • 出世しにくい人の3つの特徴

 

出世が早い人の12の特徴

同時期に入社し、最初は同じくらいのスキルからスタートしても、次第にその差は広がり、いつの間にか高い地位にまで出世する人がいます。

出世が早い人は能力に加え、上司に評価される素養があったため、出世したのです。

では、上司から優秀に見える部下、評価される部下とはどのようなスキルを持った人なのでしょうか。出世が早い人の12の特徴を確認していきましょう。

 

1.人の話を素直に聞ける

出世の早い人の1つ目の特徴は、「人の話を素直に聞ける」ことです。

スキルが伸びる人、伸びない人の大きな違いは、「どれだけ人の話を素直に聞けるか」ということ。自分と違った意見でも、まずは素直に聞いて試してみることで、スキルアップのスピードは格段に上がります。

また、アドバイスをする上司からしても、素直に聞き入れてくれる部下のほうが指導しがいがあるというもの。素直であることが、上司から目をかけてもらえるポイントだともいえるでしょう。

 

2.モチベーションが高い

出世の早い人の2つ目の特徴は、「モチベーションが高い」ことです。

優秀な部下は、モチベーションが高く成長意欲が旺盛。教えた事を次々と吸収して成長していきます。

また、モチベーションが高いことで、ストレスや挫折にめげることなく、ある程度の仕事の基礎知識を吸収すると、自分で仕事を見つけられることもポイントです。

たとえ優秀でも、もちろん最初のうちは教わることが多いでしょう。しかし、すぐに手取り足取り指導する必要がなくなり、自分で仕事を作り出すことができることで、一人前に近づきます。

 

3.コミュニケーション能力が高い

出世の早い人の3つ目の特徴は、「コミュニケーション能力が高い」ことです。

適切なコミュニケーションが取れることで、業務が円滑に進むのは想像しやすいでしょう。また、適切なタイミングでコミュニケーションを取ることで、上司は自分の仕事を邪魔されることなく部下の仕事状況を把握できます。

何か問題が発生した場合でも、比較的早くその問題の存在を知ることができ、問題が小さい内に解決することもポイントです。

また、優秀な部下は適度に個人的な相談も行うため、上司も親近感を抱きやすくなります。それにより、その部下は人間的にも評価されやすくなり、出世に繋がりやすくなるのです。

 

4.決断・判断が早い

出世の早い人の4つ目の特徴は、「決断・判断が早い」ことです。

せっかくのチャンスが巡ってきても、「どうしよう……」といつまでも悩んでいると、チャンスを逃してしまいます。チャンスを見つけたら、すぐに決断することで、出世への糸口をつかめるでしょう。

また、仕事は判断の連続です。判断するために必要なデータを集めた後は、すぐに次の行動を決めることで仕事をスムーズに進められます。

判断が早い人は、日常生活での判断も早い傾向にあります。例えば、ランチのメニューを決めるときを想像するとあなたの決断力・判断力がわかりやすいでしょう。

決断力・判断力を上げるために、普段から「早く決断する」ことを意識して訓練することがおすすめです。

 

5.ポジティブ思考

出世の早い人の5つ目の特徴は、「ポジティブ思考」なことです。

ネガティブ思考な人よりも、ポジティブ思考な人のほうが、出世しやすいのはなんとなく想像しやすいのではないでしょうか。

もちろん、ネガティブであるからこそ慎重に判断したり、周到に準備をしたりなど良い面に働くこともあります。ただ、物事を悪い方向にとらえると、モチベーションが下がったり、判断力が鈍くなったりとデメリットが多いもの。

ビジネスで成功するため・出世するためには、ポジティブ思考で、積極的に新しいことや難しいことにも取り組むほうが得策だといえるでしょう。

 

6.相手の目線で物事を考えられる

出世の早い人の6つ目の特徴は、「相手の目線で物事を考えられる」ことです。

優秀な部下は、上司の視点で物事を見ることができています。上司にすべてを指示されてから動くのではなく、上司が考えていることを想定して自発的に仕事に取りかかれているということです。

仕事を行うときにも、優先順位を理解して取り組むので、すべての業務に時間をかけて仕事をすることもなく、効率よく業務に取り組めているといえるでしょう。上司にとっては、このような部下は重宝され、出世に繋がりやすくなります。

 

7.謙虚・相手に感謝する気持ちを忘れない

出世の早い人の7つ目の特徴は、「謙虚で、相手に感謝する気持ちを忘れない」ことです。

ライバルを蹴落としてでも出世してやろうと考えている人というのは、自然と周囲に敵が多くなってしまい、自分から出世の道を閉ざしてしまっているようなものです。将来的な視点で出世を考えるのであれば、周りの同僚や上司などはすべて自身が成長するために必要な人なのだと考え、感謝の気持ちを持って接することが大切です。

心の底からこうした謙虚な姿勢を取ることができれば、あなたに対して敵意を向ける人は居なくなり、必要とした時にはサポートしてくれる強い味方となるでしょう。

 

8.仕事の期限を守れる

出世の早い人の8つ目の特徴は、「仕事の期限を守れる」ことです。

仕事をしていく上で、評価される人というのは「期限が守れる人」です。評価を高めていくためには、成果を出すということも大切になりますが、それ以上に仕事では期限を守ることが大切になります。

仕事の期限を守るという人は、きちんと期限に間に合うようなスケジュールを組むなど能動的に動けるため評価が高くなるのです。成果を出すことを意識するあまり、見落としてしまいがちなので評価を上げたいと思ったら、まずは期限を守るということを意識しておきましょう。

 

9.得意分野がある

出世の早い人の9つ目の特徴は、「得意分野がある」ことです。

仕事の中で得意分野を作ることも出世に近づく立ち振る舞いに欠かせません。何でもそつなくこなせるジェネラリストは、企業からすると扱いやすく便利な存在ではありますが、それ以上の存在になることは容易ではありません。

一方、専門性の高い得意分野を持っておくと、その分野を武器に自身をアピールしやすくなり、出世への道が近づきます。また、転職してキャリアアップしようという際にも、ジェネラリストよりプロフェッショナルのほうが高く評価される傾向にあります。

自分の専門分野はコレだ、と自信を持てる領域を作っておくことがおすすめです。

 

10.成功意欲・結果を出すことを強く望んでいる

出世の早い人の10番目の特徴は、「成功意欲が高い」ことです。

厳しいビジネスの世界では、「なんとなくいい結果が出たらいいな」では、当然結果を出すことは難しいもの。成功したい、結果を出したいと強く望んでいることが、ビジネスでも結果を出すことに繋がります。

成功する意欲、結果を出すことに意欲的なのは、成功するためのスタートラインだといえるでしょう。

 

11.仕事とプライベートをしっかりと分けている

出世の早い人の11番目の特徴は、「仕事とプライベートをしっかりと分けている」ことです。

出世する人は、平日夜遅くまで会食に付き合い、土日も接待ゴルフなどをしているイメージがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

意外かもしれませんが、出世する人は、仕事とプライベートのオンオフをしっかりと分けているのです。

オンオフを分けることで、「仕事中は仕事に全力を尽くそう」と意欲的に取り組めますし、プライベートを充実させるためにも、仕事で結果を出したり、効率的に仕事をしたりとメリットが多いもの。

ただ長期間だらだらと仕事をするのではなく、メリハリをつけて仕事をすることが成功への近道だといえるでしょう。

 

12.自分の意見を持っている

出世の早い人の12番目の特徴は、「自分の意見を持っている」ことです。

求められたことをただこなすだけの人間は、人を指導することはできません。出世をするということは、部下を、そして会社を引っ張っていくということです。

「自分はどうしていくべきなのか」「この問題に対してはどう対処するべきなのか」といった自分の意見を持っていることは、企業をけん引していく人材になるために必須項目だといえるでしょう。

 

いい人は出世できない!?出世しにくい人の3つの特徴

出世する人の12の特徴を確認してきました。当てはまるものはありましたか?

あまり当てはまるものがなかった人は、これらの特徴を満たせるように意識的に努力するとよいでしょう。

出世する人は「いい人」だと思われがちですが、実は「いい人」は出世しにくいといわれています。というのも、「いい人」は「都合がいい人」になりやすいからです。

次に、「いい人」になってしまい、出世しにくくなる人の3つの特徴について紹介します。

 

1.頼まれると「嫌」とはいえない

出世しにくい人の1つ目の特徴は、「頼まれごとを断れない」ことです。

「いい人」に共通する一番の特徴は、人から何か頼まれたとき「嫌」と断ることができない、ということです。プライベートの友人関係においても同じですが、ビジネスシーンではさらにその傾向が強まります。上司や先輩からだけでなく、たとえば後輩や部下から何か頼まれても、「NO」ではなく「YES」と答えてしまうのです。

セクション内のメンバーは、「彼はいい人」と知っていますから、他の人には頼めないこと、たとえば自分がもてあましているような仕事を、その「いい人」に頼むことが多くなります。要は「自分の仕事を押し付ける」わけですが、「いい人」はそうとわかっていても、結局は引き受けてしまいます。

そのため、自分の本来の仕事に悪影響を及ぼしてしまう、ということが少なくありません。自分の業績、実績にマイナスになるかもしれないと知っていながら、「NO」といえない。これが「いい人」の特徴であり、損になるところなのです。

 

2.自己犠牲の精神が強い

出世しにくい人の2つ目の特徴は、「自己犠牲の精神が強い」ことです。

先ほどの「人の仕事を引き受けてしまう」という特徴にも関連しますが、たとえば、セクション内でトラブルやアクシデントが起きたときなど、自分の仕事を後回しにして、その事後処理に当たる、というところが「いい人」にはあります。

自分が原因で起きたのではないアクシデントや、他の人の責任によるトラブルでも、「部署のために」という意識で対応します。中には、他人のミスを自分でかぶる、というケースさえあります。

他のメンバーからは感謝されるでしょうが、当人にとっては「損」のほうがずっと大きいでしょう。「その損得勘定をしないで、自己犠牲の精神に生きるのが『いい人』なのだ」と言うことができるかもしれません。

 

3.そもそも出世することを望んでいない

出世しにくい人の3つ目の特徴は、「そもそも出世を望んでいない」ことです。

「お先にどうぞ」という意識も「いい人」に共通する特徴です。日常生活でもそうですが、職場でもその意識を常に持っています。キャリアアップに関してもその意識が働きますから、「同期で一番に出世しよう」とか「人を押しのけてでもキャリアアップしよう」といった意欲は生まれません。

結果として出世が遅れ、損をしてしまうのが、「いい人」なのです。人柄がいい、というのはもちろんすばらしい属性です。しかし、「いい人」のレッテルを職場で貼られてしまうと、このような損が生じるのです。「自分もそうかも」と感じる人は、「脱いい人」を考えてみてはいかがでしょうか。

 

自分に自信を持てる根拠を作ることが、出世への近道

本記事のまとめ
  • 出世が早い人は、素直・モチベーションが高い・決断力があるなどの特徴がある
  • 都合の「いい人」になると出世から遠ざかる

本記事では、出世が早い人の特徴と、遠ざかってしまう人の特徴について紹介しました。これらの特徴は、生まれながらにして持っているものというわけではありません。

出世を望んでいる場合は、出世するのに有利になる特徴・性質を身に着けられるように努めてみてはいかがでしょうか。

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