「異常な暑さ」がすでに恒常的になりつつある現代の夏、その反面省電力、クールビズが重視され、オフィスでの暑さ対策は年ごとに重要になってきています。仕事の効率を落とさないためにも快適なオフィス空間を作り出す道具を積極的に導入するべきです。
それでは、今回は導入するべき暑さ対策グッズを紹介したいと思います。
1.椅子の冷却グッズ
まず、デスクワークでは常に椅子と接しているという時間が長くなりますので、椅子に対する対策は最重要課題です。今は冷却ジェルを用いた椅子用のマットが数種類出ています。まずこれを座面に敷いて、一番椅子と接するお尻から太ももにかけての熱を吸収させます。また、その上にイグサなどを使った薄手のマット等を置けば冷えすぎることもなく、また気休め程度とはいえ隙間もできるので汗で蒸れることを防ぐことができます。
椅子に長時間座る場合、背もたれと背中の間も蒸れやすい部分となります。背もたれ用の冷却ジェルマットもありますが、座面と併用だと冷えすぎて体に悪い場合もあるので、竹などの自然素材を使ったマットがお勧めです。竹の場合、座面に敷くと硬くて座り心地が悪いのですが、背もたれならばさほど問題なく、冷却ジェルよりも穏やかに熱を奪いつつ、風通しもよくなります。
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2.首まわりの冷却グッズ
暑すぎると頭がぼーっとして思考が回らなくなります。それを改善するためには首まわりの冷却が有効です。首の横には脳に血管を送る頚動脈が流れているので、首を冷やしてあげれば、冷やされた血液が脳にいきわたって意識が目覚めます。
首を冷やすグッズとしては、保冷剤を入れるタイプのものがありますが、これは長時間使うと冷えすぎて却って脳への血流を悪くしてしまう怖れがあるので、気化熱効果を利用したものがお勧め。水に濡らしてその水が蒸発するときに熱を奪っていくのを利用したタイプと、濡らさずに布を首に巻くだけのタイプがあります。
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3.パソコンの冷却グッズ
パソコンはかなりの熱を発します。いくら自分自身を冷やすような対策をとっても、パソコンから出る熱で効果は薄れてしまいます。また、パソコン自体も熱くなりすぎると機能が低下し、熱暴走を起こすのでパソコンを冷やすのも重要です。オフィス全体でパソコンの熱を抑えればそれだけでも快適になるでしょう。
ノートパソコンであれば、机に敷く冷却パッドを使うのがいいでしょう。凍らせた保冷剤をタオルなどで包み、高さをそろえてパソコンの下にしくのも有効です。デスクトップの場合、場所的な条件が合えばの話ですが扇風機の風を当ててあげるというのも有効です。しかしその前に、冷却ファンがついている側を開けて、冷却ファンと通気口の掃除をして内部の冷却効率を上げてあげるのが先決です。パソコンの通気口は意外と埃を吸うので、吸った埃がたまっているものです。
また、マザーボードから各デバイスにつながっているコードがごちゃごちゃ乱雑になっていたら、それらを整理してまとめてあげれば、中の風通しがよくなり冷えやすくなります。
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以上のように冷却グッズの紹介をしてきました。ですが、人間の体は体温を調節する機能があります。つまり、熱ければ自然に冷やして体温を保ちます。ところが、エアコンに頼りすぎるとその機能が低下してしまいます。ですので、できれば運動して汗を流し、人間が本来もっている体温調節機能も有効に働くようにしておくのがいいでしょう。
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