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過剰な関わりは逆効果!悩みを抱えている部下に対して上司がとるべきアプローチ方法

uedazyunpei

2014/05/09(最終更新日:2014/05/09)


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by Neil Kremer
 部下の悩みに対して力を貸してあげるのが、優秀な上司に求められる行動です。部下の悩みを上司の豊富な経験に基づくアドバイスで解消することができるかもしれませんし、微力ながら力になってやれることがあるかもしれません。いつまでも悩んでいるようでは、部下自身の精神にもいいことはありませんし、職場の業務に支障が出てしまう可能性もあります。上司としてできるだけのことをしてやるのが正しい行動であるといえます。今回は、悩みを抱えている部下に対しての有効なアプローチ方法について紹介します。

1. 関心を持っていることを表現する

 部下の悩みの原因がわからないうちは、あまり過剰な接触は避けたほうが無難です。悩みの原因がプライベートな事であれば上司に相談したいと思ってはいないでしょうし、デリケートな悩みであれば詮索されることに対して不快感を感じられてしまうかもしれません。最初のアプローチとしては「なにか悩み事でもあるのか?」といった程度の軽いアプローチから始めましょう。

 部下が積極的に相談したいと考えていればその一言で悩みを打ち明けてくれるでしょうし、上司に打ち明けたくない類の悩みであれば、詳しいことを言わずに言葉を濁すでしょう。最初から「遠慮せず悩みを話せ」と言われても、部下という立場からしてみれば上司にはなかなか悩みは打ち明けづらいものです。最初のうちは強引なアプローチは避け、こちらの受け入れ準備は整っているということを示すにとどめておきましょう。

2. 話を聞く

 悩み事を抱えている人の多くは、悩みを話すこと自体でストレスが軽減されるものです。誰にも相談できない悩みを一人で抱えている状態というのは、大きなストレスの種も自分の内側に抱えている状態です。部下が積極的に悩みを相談してくるのであれば、まずは聞くことに専念してください。黙ってじっくりと話を聞くだけでも部下のストレスは軽くなっていきますし、話しに誠実に耳を傾けてくれる上司に対して部下は好印象を持つものです。

 途中で話を遮ることは絶対にしてはいけません。悩みを打ち明けている最中に話を遮るということは、相手の悩みを軽く考えているとみられても仕方のない行動です。悩みに対しては聞き役に徹するのがよいです。

3. 部下の要望を聞く

 悩みに対して親身に答えるのは良いのですが、押しつけがましい態度と捉えられては逆効果です。部下に対しては「なにか私にできることはあるか」「協力できることがあれば力を惜しまない」というように、部下の望むことに対して答える用意があることを示しましょう。助言の押し付けやおせっかいは、かえって相手にとって迷惑になる行為です。こちらのやりたいことをするのではなく、相手の希望をかなえてやるのが正しいアプローチです。

 以上が、悩みを抱えている部下に対して上司がとるべきアプローチ方法です。部下の悩みに無関心な態度は厳禁ですが、過剰に関わろうとするのも問題です。部下が望む行動に応えるのが上司としての正しいアプローチであり、望ましい対処方法と言えるでしょう。

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