コンペは仕事を勝ち取るための最初の関門ですが、営業マンにとっても重要な課題です。自社の製品や企画を売り込むことが仕事である営業職は、コンペの能力も必要とされる過酷な仕事と言えるでしょう。
コンペに勝つことは売り込みそのものであり、自社製品の魅力を最大限に伝える作業でもあります。コンペに勝つための力を身につけて、営業成績を伸ばしましょう。今回は、営業マンが身につけるべき「コンペ」を勝ち抜く力の磨き方を紹介します。
1. プレゼンテーション能力
コンペの中には、各企画をプレゼンテーションで紹介する形式のコンペもあります。プレゼンテーション形式のコンペでは、企画内容の充実は当然のこととして、プレゼンテーション辞退を魅力的にするための能力も必要になります。
プレゼンテーションには一定の進め方があり、体系立てた技術を身につけることで、企画をより詳しく魅力的に相手に伝えることができるでしょう。
プレゼンテーション能力を磨くための資料や映像はweb上にもありますし、専門の書籍も発売されています。テレビ番組では『TED』という番組がプレゼンテーション能力を磨くのに最適です。
この番組は世界中から集められた素晴らしいプレゼンターが、最高のアイデアをプレゼンテーションする番組です。優れたプレゼンターの行う、プレゼンテーションを見て技術を盗めば、コンペを勝ち抜けるだけのプレゼンテーション能力を磨くことができます。
2. ロジカルシンキング
コンペに提出する企画書の質を高めることができる技術が、ロジカルシンキングと呼ばれる論理術です。ロジカルシンキングとは、話を論理的に説明するための技術であり、企画書の作成にロジカルシンキングを用いることで、難しい内容を相手にわかりやすく伝えることができます。
ロジカルシンキングを活用することで、コンペの企画案の持つ魅力を誤解なく、相手に伝えることができるため、企画者の努力の結晶である企画の魅力を営業マンが損なってしまうようなことを防ぐことができるでしょう。
どんなに魅力的な企画を考えたとしても、企画の持つ魅力をクライアントにうまく伝えることができなければ、コンペを勝ち抜くことはできません。ロジカルシンキングは論理的構成を利用して相手に誤解なく伝えることを可能にする技術であり、コンペに参加する営業マンが身につけておくべき力の一つです。
3. リサーチ能力
コンペに提出した企画に説得力を持たせるためには、企画の力を裏付ける資料が必要になります。顧客調査や市場分析を行って、企画の実力を証明する資料を作成するためには、必要な情報を的確に収集・整理するリサーチ能力が欠かせません。
リサーチ能力を身につけるためには、企画のターゲットや方向性を正確に理解する必要があります。企画が誰に対して、何をするものなのかを正確に理解すれば、必要な情報を収集することが可能になり、企画の力を裏付ける資料を作成することができるでしょう。
コンペは営業職にとって避けては通れない関門ですが、コンペを知った上で、しっかりと対策をとれば恐れる必要はありません。普段の努力がコンペに必要な力を磨くことに繋がり、コンペの勝利を約束します。企画案を無駄にしないためにも、たゆまぬ努力が求められると言えるでしょう。
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