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難しい企画もこれで解決!具体例から学ぶブレインストーミングの導入の仕方

ichiba hideki

2014/05/08(最終更新日:2014/05/08)


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by Noël Zia Lee
 最も難しい仕事に企画を挙げる方は少なくありません。おそらく、無から有を生み出す作業に難しさを感じる方が多いのでしょう。とはいえ、このような作業は企画に限らずあらゆる仕事に求められます。例えば、業務改善にも無から有を生み出す企画力が求められる可能性があります。一般に難しいといわれるこうした作業ですが、実はより良い企画やアイデアをひねり出す「ブレインストーミング」という方法があることをご存知でしょうか。

 以下に具体例を挙げて説明をしていくので、導入の参考にしてみてはいかがでしょうか。

ブレインストーミングとは

 ブレインストーミングは、複数のスタッフで意見を出し合い、たくさんのアイデアを机上にならべ、これまでにはない方法で問題解決に当たる技術です。とはいえ、複数のスタッフでアイデアを出し合うことは実は難しい作業です。

 具体例を挙げると、スタッフ間には力関係があるので、力が弱いスタッフは意見を出しにくい空気があります。もし、そのスタッフが有能であっても、職場内の力関係で話ができないこともあります。また、力が強いスタッフが、そのスタッフの意見を良しとしなければ、そのスタッフの意見は消されてしまいます。

 このような関係を続けていると、そのスタッフは意見を言うことはおろか、考えることをやめてしまいます。このような非生産的な関係のもとでは良い意見が出ないため、ブレインストーミングでは、「お互いの意見を批判せず、どのような意見でも出し合い内容を分析・整理・展望すること」で問題解決に臨みます。ブレインストーミングでは「お互いに批判しあわず意見を出し合う」ことを最初のルールとして定めます。

チームは少人数が基本

 以上のように積極的に意見を出し合い、互いに刺激しあえる環境を作ることがブレインストーミングには求められます。導入に当たっては、このことをスタッフ間で共通認識として理解しておく必要があるでしょう。全スタッフから様々な意見が提出されることが期待されるので、大きな問題はもちろん、これまで見落としていた問題も解決できるかもしれません。しかし、全スタッフで意見を出し合うと思わぬ弊害が現れるかもしれません。

 具体例を挙げると、スタッフがあまりに多すぎると様々な意見が飛び交い、アプローチしたい問題が見えなくなる可能性があります。たくさんの意見を出し合うことは重要ですが、ブレインストーミングは目的のない話し合いではありません。あくまでも一定の目的に基づき、意見を出し合い解決を探るための技法です。

 色々な角度から意見を出し合うことは重要ですが、方向性が極端にブレないように少人数のチームを組むことが大切になります。導入に当たり、互いに批判しないことを理解したうえで、少人数のチームを組むようにしましょう。

意見の整理も重要

 以上のルールのもとに話し合いを行うと、意見が意見を呼び飛躍的に様々なアイデアが誕生するはずです。批判なく生み出されたアイデアには様々な問題もあるはずです。ある程度のアイデアが出た段階で、これらを精査し整理する作業も必要になります。

 具体例として、ブレインストーミングの時間を決めて短時間で行う、というものがあります。そうすれば、集中してアイデアを出せる上に意見を整理することも容易になるからです。


 以上の具体例から見てきたように、建設的にブレインストーミングを用いると、これまで考えもしなかった魅力的なアイデアが誕生していきます。また、スタッフ間に良い連帯が生まれることも期待できます。アイデアを生み出すことが苦手な職場は、このブレインストーミングを是非活用していきましょう。

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