泊りがけの出張になった時、仕事で行くのですからビジネススーツが必要になりますよね。1泊や2泊の場合なら大きな荷物を持っていくことができませんから、着ていったスーツのままシャツやネクタイを取り換えて帰ってくることもできるでしょう。
しかし少し長めの出張になった場合、1着のスーツをずっと着続けるというわけにはいきません。そこで出張時に必要なスーツは何着くらいになるのか、また限られたスーツを着回すためのメンテナンス方法を紹介します。
1. スーツは何着くらいがベストか
一般的に、4日程度の出張時に必要なスーツの枚数は2着と言われています。ある程度まとまった期間の出張時にスーツが1着だけだと、汚してしまうなどのトラブルがあったときに不安が残ります。
しかし、3着になると少しかさばります。そこで色や雰囲気の違うスーツを2着用意し、あとはシャツやネクタイなどの組み合わせを変えると着回すことができ、幅広いシチュエーションにも対応しやすくなります。
出張が1か月以上だったり、あらかじめ懇親会などの予定がわかってカジュアルな装いが必要な場合には、3着目を用意しておく必要があるでしょう。
2. 出張時のスーツのメンテナンス方法
長い時間着たままでいると、どうしてもスーツにしわや型崩れが起きてくたびれた印象になってしまいます。よれよれのスーツはビジネスマンとしては失格ですので、一日の終わりには着ていたスーツをメンテナンスしましょう。
ビジネスホテルの場合、アイロンの貸し出しサービスを行っているところもありますが、ズボンのしわ取り程度ならまだしも、スーツにアイロンをきちんとかけるのは難しいものです。また、アイロンのサービスを行っていないところもあります。そういうときの応急処置として、蒸気を充満させたバスルームにスーツの上下を別々にハンガーにかけてしばらく吊るすとしわが伸びます。蒸気がアイロンのスチームの代わりを果たしてくれるのです。
しわを防ぐためにも着てきたスーツは脱いだらすぐにハンガーにかけます。また、持参してきたスーツも、滞在先に着いたらケースから取り出してかけておきます。色の濃いものは汚れが目立つので、汚れも取り除いておきましょう。汗をかきやすい襟・袖口・脇・背中・ウエストは濡らしたタオルや霧吹きをかけた後に乾いたタオルを押し当て、汗を吸い取るようにします。
以上が、出張時に必要なスーツの枚数とメンテナンス方法です。社会人にとって身だしなみは基本中の基本です。しっかりと用意して出張に臨みましょう。
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