営業は必ず人と接しなければならない部署。自分の性格と合う、合わない関係なくコミュニケーションが必要です。慣れない人付き合いをしつつ、成果も挙げなければならないため、ストレスがたまる方も多いでしょう。
本記事では、「営業に向いていないな」「客先に行きたくない」と感じている営業マンに向けて、心の負担を軽くするポイントを紹介します。
- 営業に行きたくないと思う原因は?
- 営業に行きたくない人に知ってほしい営業のコツ
- 営業には向いてないかも……と思うあなたへ
営業に行きたくない、と思う原因とは?
「営業に行きたくない」「クライアントのところに行く日は朝から気が重い」という営業マンの方もいらっしゃるでしょう。
特に希望に沿わず営業部へ所属になった方は、業務に慣れるまでに時間がかかるもの。
まずは、どうして営業に行きたくないと思ってしまうのか、原因を把握してみましょう。
1.営業ノルマが厳しい
営業に行きたくないと思う1つ目の原因として考えられるのは、営業ノルマが厳しいことです。
あまりにも無謀なノルマがある場合、「頑張ってもどうせ達成できない」とやる気を失ってしまうでしょう。また、ノルマが達成できないことで、上司から詰められるとよりプレッシャーを感じてしまいます。
ノルマがあまりにも厳しい場合「どうしたら達成できるのか」を上司に相談したり、自分なりに目標を作ったりして、ストレスなく達成できる方法を探しましょう。
2.コミュニケーション能力が低い
営業に行きたくないと思う2つ目の原因として考えられるのは、コミュニケーション能力が低い・営業力が低いなど自分のスキル的な問題です。
知らない人と会話することに苦手意識があったり、コミュニケーションが苦手だったりすると、営業は苦痛に感じてしまいがち。
また、営業をしても契約が取れず結果に結びつかない場合は、営業に苦手意識を感じてしまうでしょう。
ただし、自分のスキルが低いことを認識していることは、これから伸びる可能性があるということ。トライアンドエラーを繰り返しながら成長が実感できることで、営業への苦手意識は薄くなっていくでしょう。
3.商材に自信が持てない
営業に行きたくないと思う3つ目の原因として考えられるのは、商材に自信が持てないことです。
自社の商品に自信が持てず、「自分ならこの商品は変わらない」「競合の商品のほうが魅力的だ」と思っている場合、営業に行く=よくないものを売りつけると感じてしまい、営業に罪悪感を感じていることも。
あなたが商材に自信が持てなくても、「必要だと思っている人を探す」との認識で仕事をするとベター。また、商材を否定されたり、断られたりすることは、あなた自身を拒否されているわけではないと認識しておくことで心が楽になるでしょう。
営業に行きたくない人に知ってほしい営業の5つのコツ
営業に行きたくない原因で、当てはまるものはありましたか?原因がわかれば対処法も合わせて確認してみてください。
次に、営業に行きたくない人に知っておいて欲しい、営業が楽になる5つのコツについて紹介します。
1.新規開拓は成功率100%を目指してはいけない
営業の1つ目のコツは、新規開拓で成功率100%を目指さないことです。
「初めての人でも、契約を取れる」という考えを捨てましょう。飛び込みで訪問して、契約が取れないのは当然です。営業は一度で成功したら、ものすごくラッキーなのです。
契約が取れずに自信を無くしている人は「失敗して当然なのだから、自分が悪いわけではない」と自分に言い聞かせましょう。野球の世界では3割打てれば一流プレーヤーです。
営業は成功率よりも成功した回数の多さが大切です。優良な顧客探しに時間をかけるよりも、訪問先を増やすことで成績をよくしていきましょう。
2.顧客に好かれようと思わない
営業の2つ目のコツは、顧客に好かれようと思わないことです。
営業がうまくいかず仕事に行きたくないと思ってしまう方の傾向として、「他人に自分の事をどう思われているか」と悩んでしまう割合が高いです。営業のコツとして「他人から見て好印象だと思える存在になりなさい」と教わるでしょうが、仕事に行きたくないと感じている人は、その教えを一旦忘れましょう。
「顧客に好かれようとして気を張り続ける」ことが仕事に行きたくないと感じてしまう原因である可能性もあります。仕事から離れれば、顧客との関係はないのですから、好感度を高くするような行動を取り続ける必要はありません。
「契約に結びつける為にある程度の好印象を保つ」というくらいの認識で問題ないでしょう。
3.嘘はつかなくていい
営業の3つ目のコツは、嘘はつかなくていい、ということです。
営業=いいことばかりを言うと認識している方もいらっしゃるでしょう。「マイナスなことは言わないように嘘をつくのがつらい」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、嘘はつかなくてOK。むしろ、嘘をつくことで信頼を失ってしまいます。
マイナスな部分は正直に伝えることで、信頼を獲得できます。相手から弱点をつかれる前に、デメリットはこちらから再起に提示することがおすすめです。
4.「売りつける」のではなく「必要としている人を探す」
営業の4つ目のコツは、「売りつける」のではなく「必要としている人を探す」と認識することです。
先ほども説明したように、営業=売りつけるではありません。自社の商品のことを必要としている人を探す、という気持ちで行うと断られたときにもダメージを受けにくくなります。
断られても、「この人には必要じゃなかったんだな、次!」という気持ちで切り替えて営業しましょう。
5.売れない理由を探さない
営業の5つ目のコツは、売れない理由を探さないことです。
営業が成功しない場合、「どうせ商品が悪いから」「競合と比べて料金が高いから……」「自分はコミュニケーション能力がないから」と売れない理由を探してしまいがち。理由をつけて正当化していると、そこからプラスに発展することはありません。
営業が成功しない「理由」ではなく「原因」を探し、どのように対処できるのかを考えるようにすることがおすすめです。
やっぱり営業は向いていないかも……と思うなら転職も検討する
これまで紹介した様々なアドバイスを行っても、「やっぱりうまくいかない」ということもあるでしょう。
仕事には向き不向きが必ずあります。「やっぱり営業は向いていない」「他の職種で頑張ってみたい」など、営業以外の仕事に気持ちが向いている場合は、転職によるジョブチェンジを考えてみるのもおすすめです。
どうして営業に向いていないか考える
「営業にむいていない」と思っているのは、意外と自分の思い込みの可能性もあります。営業にむいていないから成績が伸びないのもしかたがない、と正当化しているせいかもしれません。
どうして自分が営業に向いていないと思うのか、一度ゆっくり考えてみることがおすすめです。
どんな仕事をしたいのか、何が楽しいのか考える
営業に向いていないと思った場合は、逆にどんな仕事をしたいのか、何をしているときが楽しいのか考えてみましょう。
考えたうえで転職をしたほうがいい場合は、転職活動にチャレンジするのもいいでしょう。
また、今いる職場で達成できる可能性がないのか検討するのもおすすめです。
営業のストレスから開放されよう
- 営業に行きたくないと思う原因を検討する
- 営業をするコツを試してみる
- 営業が向いていないと思う場合は向いてない理由を検討する
- どうしても向いていない場合は転職も検討する
営業に行きたくないと思う場合、なぜ行きたくないか理由を考え、理由別に対策を試してみることがおすすめです。
本記事で紹介した営業のコツも試した後、それでもどうしても営業に行きたくないと思う場合は、転職することも視野にいれ、どんな仕事をしたいのか検討するといいでしょう。
自分で「営業に向いていない」と決めつけず、営業をストレスなく行えるよう、マインド面から見直して再チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【関連記事】
【例文】添付ファイル・資料送付メールの書き方マナーと5つの注意点
資料・ファイルを添付するビジネスメールを送信する際には、「ファイルサイズの上限はあるのかな?」「ウイルス対策は必要なのかな?」など気になることも多いのではないでしょうか。 本記事では、ビジ...
先方が「おっ」と目を引く、年末のご挨拶メールの書き方・例文【お客様・取引先・社内向け】
師走の字のごとく、バタバタと忙しい年末。「良いお年を」との言葉を聞く時期に入ると、仕事でお世話になった人には「年末の挨拶メール」を送ることがおすすめです。 年末の挨拶メールを送る際のポイン...
ビジネスにおける手土産の渡し方!タイミングとマナーの正解とは?
営業担当者として、取引先を訪問するときに手土産を持って行くことは往々にしてあるものだ。 そんなとき、手土産をいつ渡せば...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう