今までにやったことのない新しい業務が急に割り振られたり、新しい取引先の担当になった場合、まずは前任者に仕事の内容や具体的な進め方を聞いてから、業務に取りかかりたいところでしょう。しかし、時には前任者がいない場合や辞めてしまった場合、また忙しくて教えてもらえる状況にない場合、困ってしまうと思います。
また、周囲で業務内容を知っている人がいるとしても、その人が多忙である場合、聞きづらいと思います。だからといって適当に仕事をこなしてしまうと、ミスを犯してしまったり、先方に迷惑をかける事になり、その代償が自分に降りかかってくることもあり得ます。
分からないところを教えてほしいと、素直に上司に言うべきところですが、場当たり的に何でも上司にお伺いを立てていては、多忙な上司であれば「自分で考えろ」と突っぱねられてしまうかもしれません。ここでは、上手に上司に仕事の仕方を教えてもらうためのコツを紹介していきたいと思います。
1. 相談の時間を設けてもらう
上司が仕事をしている横から場当たり的にどんどん質問を投げかけても、上司も真剣に取り合う事はないでしょう。まずは、上司に相談し、自分の仕事のやり方に関する質問について、例えば30分時間を作ってもらう事が、確実に教えてもらう方法の一つです。
2. 分からない個所を具体的に挙げる
漠然と「仕事の進め方が分かりません」と上司に投げかけても、上司もどう返答していいか分かりませんし、そもそも上司もその仕事の進め方について分からない場合もあるでしょう。
まずは自分なりに仕事の進め方について考え、立ち話などの際にでも周囲の人に新しい業務について聞いてみたりして、自分の考えが正しいかヒントを掴んでおきましょう。その上で、「私はこういう感じで進めたらいいと思いますが、いかがでしょうか?」と具体的なイメージを伝えた上で上司の判断を仰ぐようにすると、自分なりに考えたという点が伝わります。また、上司とイメージを共有できるため、具体的なアドバイスをもらうことが出来るでしょう。
3. 「ランチ」など仕事以外の場で聞いてみる
上司との時間が持てない場合や、上司に改めてそういった質問を投げかけにくい場合は、ランチや飲みの場など、仕事以外の場で新しい仕事に関して少し話題に出してみると、意外と気軽に教えてくれたり、進め方や内容に関するヒントが聞けるかも知れません。
仕事の進め方が分からない場合に限らず、社内の人間関係であったり、上司とともに行っている案件のちょっとしたエピソードであったり、なかなか職場で面と向かって聞きにくい事がある場合は、社外の交流の場で少し話題に出してみると、仕事のヒントになるようなアイデアが聞けたりするもの。こういった場で上司や同僚と交流を深めておくのも、仕事を上手く進めるための手段の一つと言えるでしょう。
以上、上司に上手に仕事の進め方を教えてもらうためのコツを紹介してきました。分からないものを、ただ分からないとしていては上司も教えてくれません。分からないことを頑張って分かろうとしている努力の痕跡こそが、上司に仕事の進め方を教えてもらうためのコツかもしれません。
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