くまモン・ふなっしー・ひこにゃんなどを代表するように、2013年頃からゆるキャラブームが続いています。このゆるキャラは、地方活性化や商品の販促などにとても大きな影響を及ぼしていて、当たれば大きな効果を得ることが出来ます。
ヒットしたゆるキャラは、一体どのような戦略で知名度を広めていたのでしょうか。ここでは、ゆるキャラブームから見る話題の作り方を考察していきます。
違うフィールドでバズらせる
ゆるキャラの代表的存在ともいえるくまモンですが、くまモンの戦略はとてもユニークです。というのも、地元のキャラクターを作ったら、まずは地元での知名度を上げるということをまず最初に考えがちですが、くまモンが熊本県ではなく関西にターゲットを絞って展開をしていきました。
これは一見ぶっ飛んだ手法のように思えますが、よく考えるととても効率的な方法であると言えます。熊本県の知名度を上げ、観光客を増やすのであれば県内でPR活動をするよりも県外でやるほうがその目的の本質を捉えていると言えるからです。
話題をつくろうとした時に、まず足元から固めていこうという思考に行きがちですが、そもそもの目的から逆算し、果たしてそれが本当に最適な方法なのかということを再考する必要があります。全く違ったフィールドにおいて展開することは、話題を作るときには非常に有効な手段だと言えます。
「見せない」という技術
口コミを広げるというためには、その話題・商品やサービスを消費者やユーザーにとって「奇異なるもの」として焼き付けなくてはいけません。顧客のことを考えてはじめから全ての情報を見せるのではなく、あえて一部の情報を「見せない」事こそが話題をつくる時の肝となる技術なのです。
現在はSNSですぐ話題が広がる時代です。情報に敏感な人たちが増えている現在だからこそ、可能となった新しいマーケティング手法とも言えるでしょう。
以上2点が、ゆるキャラブームから学ぶ話題の作り方のポイントです。ぜひ参考にしてみてください。
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