連休明けや疲労が溜まっているときなど、誰しも「今日は何だか仕事をしていても頭が働かない…」と感じることがあるでしょう。日頃、どんなに「デキる」人であっても、時として「頭が働かない」ということはあるもの。頭が働かない状態のまま仕事を進めていけば、当然効率は低下しますし、ミスも生じやすくなってしまうでしょう。
「頭が働かない」という状態は肉体的なものですので、それを改善するのもフィジカルな方法に頼るしかないでしょう。ここでは、2つの方法を紹介します。
ふくらはぎマッサージ
足のふくらはぎが「血流のポンプ」と呼ばれていることを知っているでしょうか。ふくらはぎを刺激することで、全身の血流が改善されるのです。ふくらはぎというのは、目立たない小さな部位ですから、職場でそこを刺激するのは、さほど難しくないでしょう。
ただし、ふくらはぎは敏感な部位ですので、強く刺激するのは避け、やさしくマッサージしましょう。男性の中には、マッサージをすることを遠慮する人がいるかもしれません。そういう人は、椅子に座ったまま、足首を動かし、ふくらはぎの筋肉を動かすだけでも効果があります。席を離れ、つま先立ちを何度か繰り返しても良いでしょう。
普段、意識することのないふくらはぎですが、このようにマッサージや運動をすることによって、「ポンプ」の役割りを果たしてくれます。全身の血流が良くなるため、脳にも血が巡り、活性化するのです。また、同様に肩や腕、背中の血流が改善された結果、「肩こり軽減」という、思わぬ副次的効果もあります。
顎を動かす運動
次におすすめしたいのが、「顎を動かす運動」。よく、欧米のスポーツ選手が、ガムを噛みながらプレーしているシーンを見るでしょう。あれはガムを噛むことでリラックスするとともに、脳を活性化し、集中力を高め、正確な判断ができるようにしているのです。
しかし、職場でガムを噛みながら仕事をするのは現実的ではないでしょう。ですから、デスクで、仕事を一時中断して、顎を動かす運動をするのです。顎を、左右に何度か大きく動かし、上下にも動かしてみましょう。よく、アナウンサーなどが滑舌の訓練のために行う「アエイウエオアオ」という発声。あれを、声を出すことなく無音で、顎だけ動かす運動を繰り返すのも効果的です。
無言の「アエイウエオアオ」を10秒行っただけでも、違ってくるはず。大事なのは、「頭を活性化するための運動」という意識を強く持つことです。その意識が、より大きな効果を生むでしょう。
上記の2つは、他の人にほとんど気づかれることなく、実行できる方法です。仕事の最中、「今日は頭が働かないな」と感じたとき、ちょっと試してみてはいかがでしょうか。
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