マルチタスクとは、必要な仕事を理想的な順番で処理するための能力であり、ただやみくもに仕事を抱え込むことではありません。沢山の仕事を、抱え込むだけ抱えて処理がストップしてしまっては、マルチタスクによる効率改善どころか、かえって仕事の停滞を招いてしまうでしょう。
複数の仕事を同時に処理していくマルチタスク能力を身につけることができれば、業務進行スピードを大幅に上げることができるでしょう。マルチタスクは、仕事の効率を改善すると同時に、精神的ストレスの軽減という効果もあるため、より健康的に働くことができるのです。
マルチタスクというスキルを身につけるには、普段からマルチタスクを意識した学習法を利用して学習しておくことが重要になります。今回は、マルチタスクの能力を身につけるための学習法について解説します。
簡単な仕事から始める
マルチタスクの能力が高度なレベルに達すれば、どんな仕事でも自由自在に並列に処理することができますが、マルチタスク能力がまだ身についていないのに、高度な仕事に挑戦することは無謀と言えるでしょう。
まずはすぐに処理できるような簡単な仕事を2つ同時に処理することから始め、仕事を同時に処理する感覚を身につけることから始めてください。
最初のうちは簡単な仕事でも同時に処理していくのは難しく感じるものですが、何度も繰り返していくうちに少しずつ感覚が掴めるようになり、個別に処理していくのと変わらないスピードで仕事を進めることができると思います。慣れてきたら少しずつ仕事の難易度を上げていき、どんな仕事でもマルチタスクで対応できるようにトレーニングしていきましょう。
進行表を作成する
複数の仕事を同時に処理していると、慣れないうちはどの程度まで処理が進んだのかをうまく把握できないもの。ですから、仕事を始める前に進行表を作成し、仕事の区切りがつくたびに進捗状況を書き込んでいきましょう。そうすることで、仕事の処理速度や全体のスピードを掴むことができ、マルチタスクの能力がどの程度のレベルなのかを正確に知ることができます。
マルチタスクは適度に仕事を切り替えながら、進めていくのが効果的です。一つの仕事に熱中しすぎてしまうと、マルチタスクをうまく活用することができなくなってしまい、本末転倒な結果を招いてしまうでしょう。しかし、進行表を活用することで、仕事の切り替えタイミングを意識しながら働くことができるようになり、マルチタスク的な仕事感覚を養うことができるのです。
マルチタスクは一度感覚さえ掴んでしまえば、様々な仕事に応用できるスキルです。いろいろな学習法を利用して、マルチタスクの感覚を身につけてください。
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