職場においてリーダーシップを発揮するために必要なことは、個人的なスキルよりもメンバーとの関係を優良に保つことが大きな比重を占めます。
そこには人の感情が介入するために、心理的側面が深く関与することになるのです。ということはつまり、リーダーシップをより効果的に発揮するためには、心理学との関係性を理解し、尚且つそれを活用することが大事ということになります。
メンバーと理念や価値観を共有する
会社には経営理念とよばれるものがあります。それは、理念を社内に共有して仕事を通して何を目指すのかということですが、それは会社に所属する個々の組織においても当てはまります。
メンバーに共通する理念が無ければ、効率よく正しい方向性で仕事を進めることはできないので、リーダーはそれを示すことが求められます。そして理念や価値観を共有するためには、メンバーそれぞれを理解することから始めなければなりません。
そこで心理学が関わってくるのです。心理学を学び、活用することによってメンバーを理解して、その上で価値観を共有するというステップを踏む必要があるわけです。
メンバーと信頼関係を築く
リーダーシップを発揮するということは、何かしらの行動指針を示すということです。つまり、リーダーの言葉に耳を傾けてもらうためには、その前にメンバーとの信頼関係が必要になります。
その信頼関係を築くためにも、他者の心理的側面を心得ていなければなりません。こちらの一方的な思いで信頼関係を築くことはできないからです。自分を信じてもらうためには、まずこちらから信じることをしなければなりません。
これはリーダー行動の原則でもあります。まずはリーダーが示し、そして実行してもらうという原則です。先に相手に何かをしてもらおうと思ってはいけません。
メンバーに高い目的意識を持ってもらう
プロジェクトを遂行するためには、メンバーに高い目的意識を持ってもらう必要があります。そのためには動機づけが必要になり、ここでも他者の心理状態を把握するための知識やスキルがあると非常に役に立ちます。
リーダーシップに有効の発揮するためには、心理学を学んでおくことは非常に役に立ちます。人と人との関係を築く上では、決まりきったスキルで対応するというわけにはいかないからです。人には個性がありますから、それぞれに対しての対応の仕方も変わってくることになります。
心理学を学んでおくことによって他者の気持ちを把握し、コントロールすることができればメンバーとの間に不公平感などが生じることも少なくなりますし、リーダーとしての意見にも耳を傾けてくれるようになります。
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