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「イライラしないようにしよう」は絶対ダメ!仕事中に感じる\"イライラ”を短時間で抑える方法

Shingo Hirono

2014/05/07(最終更新日:2014/05/07)


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by Army Medicine
 仕事が思うように進まなかったり、人間関係がうまくいかなかったり、時間の制約の中で焦りを感じたときは、誰しもイライラしてしまうもの。イライラすると仕事に対する集中力は落ちますし、焦ってミスをする危険性が大幅に増します。まさに「百害あって一利なし」なのが、イライラする感情なのです。

 しかし、イライラする感情を完全に封じ込めることは困難。そこで、イライラしてしまった時、できるだけ短時間でその感情を抑えるための意識の持ち方、考え方の一例をここでは紹介します。

「イライラしないようにしよう」は効果なし

 イライラしたとき、人間は「あぁ、イライラする」と感じ、心の中でそのセリフを呟いてしまいがち。中には、心の中だけでなくそれを口に出す人もいることでしょう。しかし、これは完全にNG。人間は自分の頭に浮かんだ言葉、口から発した言葉によって、感情を左右されます。

 ですから、イライラしているときに、その感情を言葉にしてしまうと、一層その感情は募り、ひどいときにはヒステリー状態になることさえあるのです。

 逆に「イライラしないようにしよう。落ち着いて仕事をしよう」と自分に言い聞かせる人もいるでしょう。これは、逆効果になることはないものの、感情を抑える効果はほとんどありません。自分の感情を言葉で否定しても、その感情自体を解消、軽減することはできないのです。

「自分は今イライラしている」という客観視が、悪感情を抑える

 そこでおすすめなのが、そうした感情が生まれたらすぐに、「自分は今、イライラしている」と、心の中でつぶやくこと。可能であれば、小さな声でつぶやいてみましょう。先ほど言ったように、言葉は感情に影響を与えます。この場合、「自分は今、イライラしている」という客観的状況を言葉にすることで、視点が変り、意識が変り、結果として感情を抑えることができるのです。

 「自分は今、イライラしている」、これはただ事実を述べただけの言葉ですが、だからこそ、視点が主観から客観に、瞬間的に変化します。客観視できると、「イライラしていること」がつまらなく感じられることでしょう。

 誰でも、「こんな無意味な感情に支配されることはバカバカしい」と考えると思います。イライラから、仕事に必要なモチベーションが生まれるはずがないことは、誰でもよく分かっているのです。それを確認できれば、しめたもの。気持ちは簡単に切り替わり、イライラは抑えられることでしょう。


 上記のような意識に変えることは、わずかな時間で出来ることです。少しでもイライラした感情を自覚したら、すぐに「自分は今、イライラしている」という客観的なつぶやきをしてみてください。コツは、イライラが募る前に、小さなうちにその「芽」を摘んでしまうことです。

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