企業においてリーダシップを取れる人材は、必要不可欠なものです。企業とは、そもそも複数の人数からなる社員の集合体で、それぞれの社員が特性を最大限に生かしてこそ、利益を生み出せるものなのです。
力を十分に発揮させるには、リーダーシップを適切にとることのできる社員がいるかどうかということも重要なポイントとなります。人が二人以上集まった場合、どちらかが行動の指揮や、目標達成のためにはどのような手順で行動すべきかという道しるべを示す必要があるのです。
行動理論を使いリーダシップを向上させる
行動理論とは、行動のパターンを観察することで、リーダーシップの定義をする理論のことです。リーダーシップをとる人たちの行動パターンを観察すると、ある特徴があり、パターン化されていくのです。そして、そのパターンを学び、身につけることで、特定のリーダーシップを習得でき、強化できるというメリットがあります。パターン化を知ることで、それぞれのリーダー像が明らかになり、それぞれの長所と短所というのも見極められるようになります。
全てのリーダーのパターンは、完璧なものではありません。そのパターン特有の長所や短所が存在します。ーつまり、長所は最大限に生かし、短所に関しては改善したり、注意をするように心がけることができるようになるのです。そうすることで、行動理論を使いリーダーシップを向上させることが可能になるのです。
具体的なパターンについて考えてみる
では、行動理論を用いた具体的なパターンを、実際に考えてみましょう。委任型のリーダシップ、相談型のリーダーシップ、指示命令型のリーダーシップ、の3つが存在します。
委任型のリーダーシップについての長所は、チームの中の社員が自ら考え発想できるようになります。比較的自由な環境ですので、社員の自主性の向上が期待できます。しかし、その反面、社員の行動がばらばらになりがちであったり、リーダーが無責任な存在になりがちのパターンです。
相談型のリーダーシップについての長所は、相談を頻繁に行いますので、コミュニケーションがよくとられるために、チームに協調性が生まれやすくなります。短所としては、リーダーとしての責任や使命感が持ちにくく、チームに馴れ合いの甘えなどが生じる恐れが出てきます。
指示命令型のリーダーシップについての長所は、リーダーからの指示を頻繁に出すことが多いために、優秀なリーダーの経験やスキルを生かしやすいチームつくりができるようになります。しかし、指示をされなければ何をしたらいいのかわからないという自主性の全くない社員の集まりとなりやすいのです。
それぞれのパターンの長所と短所を知ることで、足らない部分は補うようにするという心がけをすることができ、結果的に目標達成をすることに近づくことになります。故に、行動理論を理解し、効率的に仕事をしていきましょう。
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