マルチタスクという言葉をご存知でしょうか。マルチタスクとはコンピュータ上の言葉であり、複数のタスクを切り替えて実行するシステムのことです。仕事の効率をあげるために複数のタスクを同時に並行して行うという意味です。これはコンピュータ上のシステムの問題でしたが、近年では人間の仕事や学業に置き換えて例えられています。事業にせよ業務にせよ、このマルチタスクには賛否両論がありますが、非常にエポックメイキングな試みではあります。
これからマルチタスクをはじめたい人はどんな訓練方法をすればいいのでしょうか。
1.身近なマルチタスクの事例
特に最近の若い高校生や学生は勉強をしながらスマホのLINEで友達とコミュニケーションを取ったり「ながら作業」を当然のように行います。また会社で働く人もまたクライアントと電話をしながらメールをチェックしたり、文書を作成したりと一度に複数の動作を行うことが日常となっています。
ですから、実はマルチタスクというのは、実生活に非常に身近なものなのです。
2.集中力を上手く繋ぐのがマルチタスクのコツ
しかしマルチタスクが人類の進歩と見るのは早計のようです。マルチタスクをすることによって学校の成績が下がったり、集中力が低下したという意見も少なくありません。論理的な思考のプロセスにはあくまで集中的に考える時間というものが大切です。
しかし一方で、マルチタスクのような思考を分散させることで効率が上がったり、思いがけないアイデアが湧いてきたという事例も少なくありません。逆にいうと集中力が切れる瞬間というものもいずれは訪れます。そのときに適度に切り替えながら別の作業を時間差で進行させていくのもマルチタスクの考え方です。
3.マルチタスク習得にはどんな訓練が必要か
いままでマルチタスクを経験したことのない人は、どうやって別々の作業を同時進行させていくのか不思議に感じると思います。おそらくこれは比較的女性は得意なのではないかと思います。ラジオを聴きながら料理したり、テレビをつけながら洗濯をしたりと日常の家事などで、この「ながら作業」を自然に行っている場面も多いはず。
マルチタスクは基本的にはこのようなことの延長です。仕事においても書類に目を通しながら同僚と仕事のスケジュールを確認したりと複数の動作を同時に行うことが求められます。最初から同時に行うのは難しいので訓練方法としては、一つ作業を続けて短時間で切り上げて別の作業をするなどを繰り返していくと、そのうちマルチタスクができるようになります。
マルチタスクは近年注目されだした、画期的な作業効率化の方法です。これからマルチタスクを始める人は、別の作業を少しずつ行うという作業を繰り返してみるのがいいでしょう。
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