多くの企業の面接を受け、ようやく内定を勝ち取った会社にはいった新入社員の方でも、仕事に行きたくないと思ってしまうことはあるでしょう。実際に勤めてみたら、自分とは合わない業務内容だったということもあります。
社会人になれば、誰でも経験することです。最初から、自分のやりたい仕事にスムースに就ける人のほうが少ないと思います。しかし、だからといってすぐに退職届を出してしまうのは、損をしていることになるでしょう。ですから、今回は、行きたくない仕事を乗り越えるための気持ちの持ち方を考えていきたいと思います。
どんな仕事でも学べることはあるという考え方をする
自分が考えていた業務内容とは違うとか、こんな業務までやるとは考えていなかった、あるいは、予想以上に大変で退職したいと考えてしまうことも新卒の皆さんなら、よくあることです。しかし、どんな職場でも、どんな業務内容でも、そこで身につけられる能力やスキルというのは存在します。そして、ここでスキルを身につけるか、または身につく前にやめてしまうかで、その後の社会人人生が大きく左右されることになります。
転職する場合のことを考えてください。次の転職したいと考えた企業の面接で、前の会社でどんなことが身についたのか、それをどう活かして仕事をしてくれるつもりでいるのかということを、人事担当者は聞きたがります。これは、採用する側の立場になってみればわかることですが、新卒の方は、一旦会社に就職し、退職すると、次の就職時には中途採用者として扱われることになります。
つまり、ほかの会社で一旦働いたことのある、それなりに社会人としてのスキルを持った人材として扱われるのです。体調を崩してまで、無理に会社に通う必要はありませんが、ある程度の辛抱をするかしないかで、その後の人生にも影響を及ぼすことになるのです。
自分で働く期間を決めてみる
どうしても会社に行きたくないと思う場合には、自分で勝手に期間を決めてみます。例えば、学生のころにやっていたアルバイトに行きたくないと考えることが、あまりなかったのはなぜだと思いますか。
それは、期間が決まっていたからです。そのアルバイトが好きだろうが、嫌いだろうが、どちらにしても、その職場でアルバイトとして働くことができる期間は、少なければ、1週間、長くても数ヶ月だったからです。会社に勤めると、一生こんなことするのかとか、結婚するまでこんな仕事できないなどと考えがちになります。
しかし、今の日本では、すでに終身雇用は破綻していますので、一生同じ職場にいられる可能性は、かなり少ないと考えてください。何らかの事情で、転職しなければならなくなる人のほうが、よほど多いのです。なので、行きたくない会社でも、あと数週間だけ、あと数ヶ月だけ、あと数年だけ勤めると考えると、嫌で仕方なかった業務や先輩、上司のストレスも、かなり軽くなります。
以上のように考えていくことで、行きたくないと思ってしまう仕事にも心の余裕を持って出社することが可能になります。是非、自分のやりたいことを遂行するためにも今、目の前にある仕事を精一杯頑張っていきましょう。
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