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具体例がなければ絶対に伝わらない!面接で「リーダーシップ」を自己PRするときの注意点

Shingo Hirono

2014/05/06(最終更新日:2014/05/06)


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by kevin dooley
 就職面接の自己PRを「リーダーシップ」にする人も多いでしょう。リーダーシップは組織で働き、セクションやチームのリーダーになった時に、必要となる能力です。そのため、「リーダーシップがある」というのは、アピールしやすい強みと言っていいでしょう。しかし、逆に言えば「ありがちな自己PR」でもあります。ライバルに差をつけ面接官の印象を良くするアピールの方法と注意点について説明します。

面接では必ず具体例を示してアピール

 新卒で就職活動をしている人は、多くの場合大学や学校の部活やサークル活動の中で発揮した「リーダーシップ」ということになるでしょう。また、転職者の場合は、実際に前職でマネジメントの経験をした、というケースもあると思います。それらを面接でアピールする時の方法は、「必ず具体例を示す」ということにつきます。

 例えば、「高校時代、生徒会長として生徒会をまとめた経験がありますし、大学4年には部活の主将を務めました。ですから、リーダーシップには自信があります」と言っただけでは、ほとんど面接官の心には届きません。それはただ「そのポジションの経験がある」というだけの話。面接官が聞きたいのは、「だから、どうしてリーダーシップがあるといえるのか?」についての説明です。

 ですから、具体的に「生徒会の総会で、こういう問題が起きて紛糾したとき、苦労はしましたが、なんとか最後はこういうふうにまとめることができました」という話をするのです。これなら相手は「なるほど、リーダーシップがあると言えるな」と納得します。

 転職者が前職でのマネジメント経験を話すときも同様です。どういうセクションで、どれだけの部下がいて、その中でリーダーを務めたのか。そして具体的に、たとえば大きなトラブルが起きたときに、リーダーとしてどう処理したのか、という説明をするのです。

自分はどういうタイプのリーダーか、と明確に

 注意点としては、リーダーシップをアピールするときに、「自分はどういうタイプのリーダーか」を明確にすることが挙げられるでしょう。「リーダー」と一口にいっても、タイプは様々あります。

 強いカリスマ性でメンバーの心を捉えるタイプ、一人一人のメンバーの個性と能力に応じて、適切な指導を行うタイプ、各メンバー間、あるいは対外的な人間関係を上手に調整しながら成果を出していくタイプ、厳しく指示・命令を出すことで、組織内に緊張感を作り出すタイプ、コミュニケーションを大事にするフレンドリーなタイプなどです。

 ですから、自分はその中のどのタイプに当てはまるのか、自己分析してみましょう。そして、それをきちんと把握、説明することができれば、自己PRの説得力がずっと増すのです。この自己分析は、実際に社会へ出てから、大いに役立つことですので、面接準備の1つとして行うことをおすすめします。


 冒頭でも言ったとおり、面接でリーダーシップをアピールする人は大変多くいます。ですから、「よほど事前にしっかり準備しておかないと、多くのライバルたちの中に埋もれてしまう」という認識を持つようにしましょう。

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