組織においてメンバーをまとめ、全体の効率をより高めるためには、リーダーシップが何よりも大切です。ただし、そのために必要な心構えはあります。気持ちだけ空回りするのも良くありませんし、自分ひとりが必死になっても、メンバーはついてきません。
メンバーにも、それぞれ個性があるので、まとめ上げるのも一苦労でしょう。ここでは、リーダーシップを発揮するために必要な心構えを紹介します。
メンバーの判断を尊重する
リーダーシップを発揮する際に必要なことは、メンバーをコントロールしようとしないことです。メンバーに仕事を進めてもらうということは、自分の思う通りにならないことも多く、なかなか良い結果が出ないような時はもどかしく思うこともあるでしょう。
しかし、仕事の進行はメンバーに任せることが心構えとしては重要です。メンバーが気持ち良く仕事に取りかかれるようにすることが、リーダーの仕事と言えるでしょう。
組織の行き先を示す
メンバーが必要とすることは、何を目標とするかです。例えば、忙しい状況にあったとして、確実に仕事をこなすことと納期に間に合わせることが相反するような場合、どちらに重きを置くべきかという判断が求められます。
その際、組織のメンバーが納得できるような答えを出さなければなりません。リーダーの独断であってはなりませんし、かといってメンバーの意見に流されてもいけません。リーダーは、メンバーが納得して遂行できる行動指針を示さなければならないのです。
メンバー間のトラブルに注意
メンバーからトラブルの相談を受けることはよくあると思います。もちろんその場合はすぐに対処することが必要ですが、その前に気づくことも大切です。中には悩みながらも口に出せない者もいるため、必要があれば話を聞きに行くくらいの姿勢があればよいでしょう。
それだけ注意を払ってもらえていると思えば、安心して仕事に取り組めるもの。組織のメンバーにとって必要なものは、仕事の方向性と安心感です。このままの状況で仕事を進めていて大丈夫なのかと思う状態では、良いパフォーマンスは出せません。
リーダーシップを発揮する心構えとは、メンバーをあらゆる意味で安心して仕事に取り組める環境を作る努力をするということです。そしてメンバーを信じて仕事を任せることです。時に必要があればアドバイスは必要ですが、後はとにかく任せる心の強さが必要となります。
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