リーダーシップは、人と人とのコミュニケーションで成り立っていると言っても過言ではありません。自分についてきてくれる人、自分を指示してくれる人がいなければ、リーダーシップをとれないからです。では、上司と部下の間で、リーダーシップをとるための必要なコミュニケーション能力を磨くには、どのようなことをすれば良いのでしょうか?
1. 部下にホウレンソウを教えること
ビジネスマナーの基本である「報・連・相」は、上司と部下がコミュニケーションによってイメージを合わせることに他なりません。上司に仕事ができると思われる人と、思われない人は、この社会人としての基本がきちんとできているかで決まります。
上司であるリーダーは、部下たちが仕事での成果を出すようにするためには、この基本動作をきちんと教えてることが大切です。上司と部下の間で、コミュニケーションが取れていて信頼関係があれば、部下は期待通りの仕事をしてくれることでしょう。
2. 部下のモチベーションを高めるコミュニケーション
部下たちにやる気があれば、モチベーションがあがり、組織全体でよい仕事ができるようになるでしょう。上司は、部下のモチベーションをあげるように努めることが必要です。そのためのリーダーシップとして必要なことは、ビジョン・方向性を示すこと。目的がなければ、誰も動くことができませんし、やる気も起きません。
この仕事を1ヶ月以内に完成させるという時間軸があれば、目的が明確になり、それに向けてエネルギーを集中させることができます。特に、プロジェクトがうまく進まず、気持ちが落ち込みそうなときこそ、上司はリーダーシップを発揮し、部下との綿密なコミュニケーションをとって気持ちを盛り上げていくようにしなければなりません。
ビジョン・方向性さえはっきりしていれば、それを頼りにがんばることもできるでしょう。苦しいときこそ、部下を励まし、モチベーションを上げる努力をすべきです。
3. 相手の意見を聞ける上司になること
組織というのは、当然のことながら、自分一人では成り立たせることができません。部下たち全員が、上司と同じ価値観を持ち、同じ方向に進んで行くことができるのであれば、何も問題はありませんし、スムーズに進めるこができるでしょう。ですが、組織のメンバー1人1人が持っている能力も、仕事に対する意気込みなどもそれぞれ異なります。それを相手の気持ちにあって物事を考え、コミュニケーションをとっていくことがリーダーシップをとるためには重要です。
中には、自分とは正反対の意見を持つ部下もいるでしょう。その場合も、相手の意見を頭から否定するのではなく、相手の立場に立って考えられるように努力することで、相手からも「理解してもらえる」という信頼関係を築くことができ、リーダーシップの能力が高められます。
いかがでしたでしょうか?リーダーシップを取るためには、部下との円滑なコミュニケーションをとることが求められます。そのためには、部下から信頼される上司になること、部下の意見をきちんと聞き、認められる寛容さが必要です。
また、もしも部下の意見が2つに分かれてしまったら、どちらにするか、はっきりと決断する勇気も、リーダーシップには求められるでしょう。
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