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一気に仕上げようとしない!小さな仕事を\"やり忘れる\"ことが多い人の具体的な解決策

Shingo Hirono

2014/05/05(最終更新日:2014/05/05)


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by christian.senger
 仕事を早く仕上げられるのは素晴らしい能力ですが、完成した仕事に抜けややり忘れがあるようでは意味がありません。仕事は完ぺきに仕上げて初めて価値を持つものであり、やり忘れのあるような仕事は価値が減るどころかかえって有害になってしまいます。

 小さな仕事のやり忘れが、大きな被害のきっかけになってしまうことも珍しくありません。仕事を丁寧に仕上げることが大前提であり、いい加減な仕事をしているようでは信用を失ってしまいますから注意が必要です。今回は、小さな仕事のやり忘れが多い人の解決策を紹介します。

やるべきことを確認する

 必要な仕事を忘れるということは、そもそも仕事に必要なものをしっかりと認識していないから起きるミスです。完璧な仕上がりのイメージを持っていれば、仕事にやり忘れが出るはずがありません。必要なものをきちんとせず、いい加減なイメージのまま仕事を始めてしまうからこそのやり忘れであり、むしろ当然の結果として起きているミスと言えるでしょう。

 仕事の最初の段階であわてて始めるようなことはせず、多少時間を遅らせてでも一つ一つ手順を確認し、仕事の完成に必要なことを確認しておきましょう。何をすべきなのかを正確に理解してリスト化しておけば、仕事の手順を一つ一つ確認しながら漏れなく作業を進めることができ、完璧な出来上がりになります。

 最初に時間をかけて確認すると一見時間をロスするように思えますが、一度で完璧な仕事ができるのですからむしろ仕事時間の節約になるのです。

 必要な作業を満たさずに最後まで仕上げてしまった場合、もう一度作業をやり直す羽目になってしまうので、どんなに早く仕上げていても時間を大幅に無駄遣いしてしまいます。丁寧な確認作業が仕事の質を引き上げ、最終的な時間短縮につながるのです。

一気に仕上げない

 仕事のやり忘れがあるということは、チェック作業が十分に行われていないということです。最初から最後まで一気に仕事をするようなやり方は改め、仕事をいくつかの段階に分けて何度もチェックするようにすれば、仮にやり忘れがあったとしても早く気付くことができるようになり、被害を最小限に抑えることができるようになります。

 仕事のやり忘れは、発覚が遅れれば遅れるほど回復が困難になり、必要なコストもかさんでしまいます。やり忘れが多いという自覚があるのならば、やり忘れを減らす努力をするのと同時にやり忘れがあった時の被害を最小に抑えるための努力もするべきです。

 仕事を一気に仕上げず途中でチェックする工程をはさめば、やり忘れの被害を最小限に抑えることが可能になり、全体的な時間短縮にもつながります。


 仕事を忘れるというのを自覚不足といってしまうのは簡単ですが、本人の問題で終わらせてしまっては有益な解決策とは言えません。必要なのは仕事のし忘れを防ぐための具体的な解決策であり、仕事を忘れるようなことがあった時でも被害を最小に抑えるための方法です。

 個人の問題にすり替えるだけでは仕事管理は成立しません。行動で結果をコントロールできるようなプロセスづくりが、仕事効率の改善に求められる解決策と言えるでしょう。

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