ビジネスでは、与えられた業務を責任を持ってやり遂げることが常に求められる。
業務遂行を積み重ねていくことで、上司や部下、先輩や後輩との間で信頼関係が生まれ、あなたの会社での評価につながっていく。
業務を最後まできちんとやり遂げる能力、つまり業務遂行力とはどのような意味を持った言葉なのだろうか?
業務遂行力の意味とは?
業務遂行力とは「業務をやり遂げるために必要な能力の総称」
業務遂行力とは、文字通り、業務をやり遂げるために必要となる能力だ。
決断力、コミュニケーション力などさまざまな能力を組み合わせた総称として“業務遂行力”という言葉を使うことが一般的である。
今回は「業務遂行」において必要とされる、基本的な3つの能力についてそれぞれ紹介したい。
【業務遂行力①】責任感
「責任感」がなければ業務遂行はできない
責任感のない人に何かの業務を任せた場合、やり遂げなくてはいけないという意志がないということが考えられる。
つまり、責任感のない人に業務を任せてしまうと、業務を途中で放り出してしまう可能性が十分にあるのだ。
したがって、業務を遂行させるためにも「責任感」は備えておかなければならないということになる。
ビジネスにおける「責任感」とは?
「責任感」とは、企業の一員としての自覚を持ち、自ら積極的に働き、職務をやり遂げる能力のことを指す。
責任感のある行動例として、上司や先輩、お客様との業務上の約束はきちんと守る、一旦引き受けた業務は途中で投げ出さずに最後まで行うなど、仕事において基本的なことが挙げられる。
また、依頼された業務に必要な手順やルールを省くことなくきちんと行えるかどうかということも、責任感ある人には必要な能力になってくるので覚えておこう。
【業務遂行力②】ビジネスマナー
円滑に業務遂行させるために欠かせない「ビジネスマナー」
「ビジネスマナー」は業務をスムーズに進めるために必要な能力だ。
例えば、企業や職場にふさわしい身だしなみかどうか、職場の上司や先輩に対して適切な言葉使いができているかどうか、顧客や取引先に対して失礼のない対応ができているかどうかなど、ビジネスマナーがチェックされるシーンはさまざま。
ビジネスにおいては、どんな場面でもビジネスマナーが関わってくるといえるだろう。
業務遂行させるポイントは「ビジネスマナーのある人」と上司に認識してもらうこと!
最低限のビジネスマナーが備わっていないと、人間関係を良好に保つことができず、結果的に業務遂行にも支障が出てきてしまう。
また、「ビジネスマナーが備わっていない人」というレッテルを貼られると、上司のチェックも厳しくなり、業務進行に影響を及ぼしてしまうこともしばしばある。
言い渡された期間内に業務を遂行させるためにも、ビジネスマナーは必須なのだ。
【業務遂行能力③】自ら考える力
業務を遂行させる上で「自ら考え、行動すること」は非常に大切な能力になる。
ビジネスシーンにおいて“考える”ということは、常に問題となる場所や課題を探し、それを解決させるために改善策を見出すことを指す。
つまり、「自ら考える力」とは、業務を遂行させることに能動的かつ真摯に打ち込める能力のことなのだ。
業務遂行の上で発生した問題について考え抜く能力
向上心を持ちながら真摯に業務に打ち込み、業務を遂行する能力とは、具体的にどのようなシーンにおいて発揮されるのだろうか?
例えば、依頼された業務のスケジュールなどを自ら考えて遂行につながるようにしたり、業務をする上で問題や課題が発生しても、投げ出さずに改善策を考え、再度挑戦したりするときが「自ら考える力」が発揮されているシーンといえる。
「責任感」や「ビジネスマナー」は性格や勉強してるか否かで表面化する能力だが、「自ら考える力」は任された業務を自分なりに考えて、実践していくことで身につく能力だ。
「自ら考える力」は、自分の意識だけで変えることができるということを覚えておこう。
「業務遂行力を身につけたい」と思っても、何から学んだらいいのか悩むだろう。
記事内で紹介した3つのスキルは、いずれも業務遂行において基本的なスキルだ。
まずは本記事で紹介した「責任感」「ビジネスマナー」「自ら考える力」の3つを学び、実務に活かしてみてはいかがだろうか。
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