仕事がうまくいかない経験は、ビジネスパーソン誰もが持っていることでしょう。途中で何らかのトラブルが発生したり、想定通りに進まなかったりすることは、仕事ではよくあることです。その都度、対策を講じながら、仕事を何とか進めていかなければなりません。
さて、あなたの周りに、新入社員、最近異動してきたばかりの人など、仕事がうまくいかないチームメンバーの方はいらっしゃいませんか?もしそのような人がいれば、あなたが率先して励ますよう心がけましょう。
仕事は、チームで取り組むものが大半です。チームメンバーの誰かがパフォーマンスを下げると、チーム全体のパフォーマンスに影響を与えます。また逆に、あなた自身の仕事がうまくいかない時、チームメンバーに助けてもらうこともあるかもしれません。お互い協力しながら仕事を進めていきましょう。今回は、チームメンバーの仕事がうまくいかないときに励ます方法についてご紹介します。
1. チームメンバーの悩みを聞く
最も大切なことは、チームメンバーの話を聞いてあげることです。仕事がうまくいかないチームメンバーは、必ず何らかの悩み・不安を抱えています。チームメンバーが仕事の何に悩んでいるのか、どのようにしたいと思っているのかなど、じっくり話を聞いてあげましょう。この時、極力口を挟まず、ひたすら話を聞くことがポイントです。
話を聞いてもらえると、人はすっきりします。話しをすることでチームメンバーに気分転換を図ってもらい、再び仕事を頑張ってくれれば、チームにとっても良いことです。
なお、チームメンバーの仕事がうまくいかない時に、チームメンバーを励まそうとして、あなた自身の考え・経験談を一方的に話す人がいます。本人としてはチームメンバーに良かれと思ってやっていることでも、チームメンバーにとっては逆効果ですので、注意しましょう。
2. つまづいている点を共有し、一緒に仕事の改善策を講じる
次のステップとしては、チームメンバーの仕事上どこでつまづいているのかを、一緒に把握することです。ここでのポイントは、あなたが一方的に「ここが問題だから、ここをあのようにしよう」と改善策を出すこと。チームメンバーが納得していない状態であれば、チームメンバーには「やらされ感」が強く残り、やる気が出ないまま嫌々仕事をすることになります。
なお、一緒に仕事の問題点を把握するといっても、あなたがチームメンバーと一緒になって、手とり足とり仕事上の問題点を探してあげなくても大丈夫です。チームメンバーに「仕事のどこに問題があるか、一度考えてみて下さい。案がまとまったら私に話して下さい」と指示し、チームメンバーの話を聞き、チームメンバーの考えを尊重した対策を講じれば、チームメンバーは納得して行動することができるでしょう。
いかがでしょうか?仕事がうまくいかないチームメンバーを励ますといっても、「大丈夫!心配ないよ!」と無責任に言い放つだけでは意味がありません。うまくいっていない点はどこかを共に探し、問題点を共に解決していくことが、何よりもチームメンバーを励ますことになるのです。
あなたが困った時にチームメンバーに助けてもらうためにも、メンバーが困っている時は率先して協力しましょう。
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