- 目次
- +叱られて育つ
- +行動の逆算で身に付く
つい大雑把にしてしまってミスを見落とす、作業が雑なためやり直しになってしまうということはありませんか?面倒な雑務や事前準備に細かい気配りが出来るようになると仕事の質はさらに上がります。そして、コツコツ努力を積み重ねているからこそ人間力が上がるのです。
叱られて育つ
落語の入りたての弟子たちは、師匠の身の回りの世話ばかりで落語を覚える時間さえないと聞きます。そうやって泣きながら覚えて一人前の職人(落語家)になっていったのでしょう。よく考えるとその時の修業ってもしかしたら「人間」の心を作り直すところから始めたのかもしれません。
行動の逆算で身に付く
「人間」としての心の基本がわかってくると、いろいろな細かいことが見えてくるものなのです。狭いところでの作業となると懐中電灯がいるし、山の中の作業となると弁当、目的を明確に認識して細かく行動を逆算していくと仕事に直接関係ないものでも必要になるものがわかり、誰が喜ぶのかが見えてくるはずです。そうするとだんだん仕事が楽になり細かい所に気配り出来るようになるのです。
先に落語家のことを述べましたが入ったばかりの人は、自分の「人」として行動が不味いというのがわからないので師匠に叱られてしまうのですが何年も修業を積むと真打ち大看板、大名席になり細かい所作さえ美しい人になるのです。そして、「人間」としての美しい所作ができなくなり会社で細かい作業が苦手ということで苦しむのではないかと思います。細かい作業の克服は、まず「人間」としての心を鍛えるところから始めるのが一番の近道だと思います。人間力が上がれば仕事の質も上がっていくでしょう。
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