仕事で失敗なんて日常茶飯時というあなたも、滅多に失敗はしないけど今回はやっちゃった・・・というあなたも、失敗の大小はともかく、全く失敗しない人はいません。
長く仕事をしていれば1度や2度は大きな失敗をしてしまうもの。そのときに上司や同僚が求めているのは、適切な対応とアフターフォローです。失敗自体は許してくれたとしても、その後の対応が悪いと職場に変な空気が流れたり立場が危うくなったりしてしまいます。
①まずは即座に報告
失敗してしまったあなたがまずとるべき行動は「一刻も早く上司に報告」です。原因や言い訳などこの時点では考えるべきではありません。あなたの上司が必要としているのは失敗してしまったという事実の把握と、これからの行動の共有です。
なぜなら、もしその失敗が重大で部署としての対応を求められるのであれば、上司がそれを判断するべきですし、会社としての対応が必要であれば速やかに上に報告をあげる必要があり、指示を出したり対応できるような体制を整えるために、一刻も早く把握をしたいからです。
報告をするときは、まず一報として
・どのような失敗なのか
・とりあえずの対応としてすべきことはあるか(クライアントへの連絡等)
・今自分が何をしているのか(原因を探っている等)
を共有しましょう。
②原因を確認
どうしてそのような失敗が起きたのかを確認しましょう。自分の思い込みやカンタンなミスなのであれば対処が終わってから再発防止策を考えれば良いですが、システムなどに根本的な問題があるのであれば、関係する人に情報を共有し一緒に対応する必要があります。
また、失敗したときの対応を失敗すると、被害を広げかねませんので対応を急ぎつつも確実な対応をする必要がありますから、更なる失敗を防止する意味でも原因を考える必要があります。
③対処を考える
失敗をしてしまった時に一番ダメな対応としてあげられるのが、上司に対し「どう対応すればいいでしょうか?」と丸投げしてしまうこと。
ミスをしたのも一番状況を把握しているのも自分なのですから、あくまでも対応策の草案を考えるのは自分です。上司から具体的な対処法を指示される場合もありますから、その都度上司や同僚に情報を共有し、アドバイスを受けながら対応を進めましょう。
言い訳を考えるのはやめよう
冒頭でも言いましたがミスをしない人間はいませんから、ミスをしてしまった後にどのような対応をするのかが重要です。早い段階で周りの人に助けを求めて、情報共有しながらフォローすることで結果的に正しい対処をすることにつながります。
言い訳を考えてうまく切り抜けられることなどほとんどありません。言い訳をすると原因を正しく見極められなくなり、周りを巻き込んで失敗が大きくなります。
ついつい言い訳を言いたくなる気持ちはわかりますが、謝罪や弁明はすべてが終わった後にしっかりと一人一人に伝えて回りましょう。
失敗にきちんと対処する能力と、人間性を問われる瞬間が「失敗」の事後対応です。しっかりと対応すればそうそう自分や上司の進退や評価につながるものではありませんから、正面から対応することが一番大事です。
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