仕事をしていて無駄だと思うときがあります。どんな無駄かというとほとんどが時間の無駄です。しなくてもいい努力をすること、しなくてもいい仕事をすること、全て時間の無駄につながリます。時間の無駄は、経費の無駄ということになります。
仕事の無駄の多い人
落ち着きのない人、せっかちな人が大半です。換言すれば良く考えないで行動する人だと思います。また気を利かしたつもりが逆に大失敗なんて、こともあります。こんな事例があります。マイホーム建設の現場で床の間を作っていました。そこの棟梁が床の間の天袋にとりつける棚を作っていて、「これは、俺が着けるからそのままにしておくように」と部下たちに伝えて、別の現場に所要で出掛けました。仕事がある程度終わった部下の一人が棟梁が言っていたことを忘れて、その棚を床の間のど真ん中につけてしまったのです。勿論、その家の主たる床の間は、やり直しです。部品代と時間が無駄になった瞬間でした。
全ては準備不足・予想不足からはじまる
前項の話は、棟梁の話をいい加減に聞いていた部下は勿論、責任があります。しかし、その棚をそこにそのままにして行った棟梁は、どうでしょうか?その棚に口頭だけでなく「触るな!」とでも書いておいたらそんなことにならなかったのではないでしょうか?そう考えると全て「準備不足、予想不足」から始まっているのではないでしょうか?ちょっとした準備、予測が「無駄」の回避に繋がっていると思います。
自分が落ち着きのない性格だと思ったら
一歩立ちどまり、何をするのかを考えてみましょう。これから行くところは、何をしに行くところなのか?事前に良く考えて行動します。そして、少しでも疑問を感じたら迷わず問い合わせをします。この行動が仕事の無駄、つまり時間の無駄、経費の無駄を回避します。本当にちょっとしたことなんです。「注意一秒、怪我一生」は、交通安全の標語だけでなく全てのことに相通ずることなのです。
いろいろな場面で急ぐことが多い昨今ですが、急ぐあまり小さいことを忘れて、逆に必要以上に遅くなったなんてことのないように心がけたいものです。
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