「あぁ君、この件はもうちょっと早く相談してくれればよかったのに…」というように上司に言われたことはありませんか。「事前にそんなこと言われていないし!」と言いたくなる気持ちもあるでしょう。
しかし、落ち着いて考えてみると、その言葉は「仕事の確認が遅い」ということなのです。それを回避していくには、どうすればいいでしょう。そのポイントを2つ紹介します。
仕事を自分一人でするものと思わない
上司から仕事を振られた時に、「この仕事は全部私が考えて、私が完成させる仕事」と思っていませんか。それは間違いです。上司はあなたに仕事を振る段階で、完ぺきではないかもしれませんが、おおよその方向性や完成イメージを持っているでしょう。
あなたの仕事は、上司のそのイメージをうまく引き出して、共有し、すり合わせを行いながら、形にしていく作業です。要するに、仕事を振られた段階で、やり方やアイデアを勝手に自分で決定してはいけません。上司に提案や相談をする。それが仕事の確認であるといえます。
仕事の確認が遅い人は、自分なりのスタイルで勝手に仕事を完成させてから、上司に確認をします。そして冒頭のようなことを言われてしまうのです。
仕事をふられた時点で上司とイメージを共有する
上司のイメージを引きだす手っ取り早い方法は、まず仕事を振られた時点で確認をすることです。仕事の進め方や完成のイメージを最初の段階で共有するようにしましょう。この時のポイントは、自分のイメージも伝えるという事です。
「私はこういう進め方で、こういう風にしていこうと思うのですがいかがでしょうか?」と自分の考えを述べます。すると上司が自分のイメージと照らし合わせて、「だいたいは良いけど、ここはこうした方がいい」といったアドバイスをくれるでしょう。これで上司のイメージを引きだすことができました。
ここで大切なことは、自分の考えを述べずに、「ここはどうすればいいか?」ということばかりを聞いてはいけないということです。自分で考えて仕事を進められないというマイナスの評価になってしまいます。
仕事はひとりでやっているものではありません。ある仕事の担当者はあなた一人でも、関係者はたくさんいます。まずは上司のイメージを引きだしながら、よりよい形で仕事を進められるようにしましょう。
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