ストレスの多い世の中です。仕事をしていて、まったくストレスなしで生活しているという人はまずいないでしょう。ストレスと上手く付き合い、仕事力を向上させるためには、まずストレスというものを理解することが必要です。また、ストレスが身体や仕事のパフォーマンスに対してどのような影響を与えるのかをきちんとおさえておきましょう。
1、そもそも「ストレス」とは
「ストレス」というと精神的に感じる抑圧やイライラ、不安感などを指すと思っている人も多いと思いますが、そうした精神的なストレス以外にも、外的刺激、例えば気温の変化、湿度の変化、或いは気圧の変化などが身体に与える刺激もまたストレスとなります。
外回りの営業の人など外的刺激を受ける可能性がある人は特に要注意です。最近何故かストレスを感じるな...と感じている原因が外的刺激によるものなのか、精神的なものなのかきちんと理解しておきましょう。自分は「仕事で悩んでいることにストレスを感じている」と思っていたとしても、実際の原因は季節の変化や環境の変化による「外的刺激」である場合もあります。
2、ストレスが身体に与える影響
ストレスが軽度であれば、ストレス反応も軽度で済み、体は問題なくバランスを取り戻します。人体にストレスがかかると、アドレナリンやコルチゾールというホルモンが分泌されます。これらのホルモンは血圧を上げ、心拍数を高める働きがあるので、強いストレスを感じるとドキドキと動悸が起こるようになります。そうした興奮状態は、場合によっては仕事のパフォーマンスを高める場合もあるので一概にストレスがあるのはいけないともいいきれません。
しかし、重度のストレスではそれに対応して身体の反応も強くなり、過度のストレス反応は、逆に身体に負担をかけて、新たなストレスとなって心身を消耗させてしまいます。度が過ぎた興奮状態は冷静さや集中力を低下させるので、慢性的な、または強いストレスがあると仕事のパフォーマンスは低下するでしょう。
3、仕事のストレスと上手く付き合っていく方法
ストレスと上手く付き合っていくためには、自分のストレスの原因をきちんと理解しペースを作っていくことが必要です。今、自分がストレスを感じているのは「精神的要因」なのか「外部要因」なのかを見極めましょう。たいていの場合、精神的ストレスだと思い込む人が多いですが自分の状況から冷静にストレス要因を判断することが必要です。そして原因がつかめたら具体的に対策をたてましょう。
また、自分の中でストレスを感じていることを承認してあげることも必要です。悩みなどから自分を責めてしまいストレスを大きく膨らませがちな人も多いです。ストレスを感じている自分を「こういうことがあったから疲れているんだな。」と自己承認してあげましょう。
ストレスへの耐性は人によってそれぞれです。ですから、仕事から来るプレッシャーや精神的なストレスが体を「戦闘態勢」にもっていき、パフォーマンスが向上するという人もいれば、逆にストレスのせいで心身のバランスを欠き、パフォーマンスが低下するという人もいます。自分のストレスをどこで感じているのかきちんと理解してうまく付き合っていくことが必要です。
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