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「課題管理」がメンバーの能力を引き出す!チームでの仕事が捗るためのテクニック

Shingo Hirono

2014/05/04(最終更新日:2014/05/04)


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by TANAKA Juuyoh (田中十洋)
 チームで行う仕事の効率を改善するためには、課題管理が重要になります。課題管理が理想的な形で行われているチームは、メンバーそれぞれが最大限に能力を発揮しながら効率よく仕事を進めていくことができるでしょう。

 しかし、課題管理に失敗してしまった場合、メンバーはその能力を十分に発揮することができず、仕事の効率は低下してしまいます。チームの課題管理ではどのようなことに気をつければよいのでしょうか。今回は、チームの仕事の課題管理をする方法について解説します。

課題を共有する

 チームの課題はメンバー全員で共有しておくことが基本です。メンバー全員で課題を共有しておくことで、それぞれの立場からどのような形で課題に取り組むかを考えることが可能になり、メンバーの自主性を引き出しながら課題に対処することが可能になります。

 課題を共有することで、その課題が上から押しつけられた課題ではなく自分自身で解決すべきものであるという意識が生まれ、当事者としてより積極的に関わる姿勢が生まれるでしょう。

 共有の方法は、課題を一覧表にして書き出しておくと良いかもしれません。一目で課題を正確に理解することができますし、数人で課題について考えるときも誤解なく課題について話すことができます。

定期的に進捗状況を確認する

 課題はただ設定するだけでは意味がありません。メンバーそれぞれが課題解決のために努力をすることで初めて意味を持ちます。定期的にミーティングを開き、メンバーそれぞれの課題解決に対する進捗状況を確認することで現状の把握が行え、必要な指示を与えたり問題点について話し合うことができるでしょう。

 進捗状況の確認作業は、遅れているメンバーを非難するためのものではありません。より良い解決策を見つけ出すためのミーティングですので、遅れているメンバーにはアドバイスやフォローを行って課題解決をサポートする姿勢が重要になります。

スケジュール表を使う

 スケジュール表を利用して課題管理を行えば、作業の進捗状況と時間を整理しながら管理を行えます。設定された課題解決までの予定プロセスと現在までの進捗状況を組み合わせてスケジュール表に書き込めば、どの課題の解決が遅れているのかが一目で分かるようになるでしょう。

 重要なのは課題を個別にとらえるのではなく、スケジュール全体の中の一部としてとらえることです。枠組みを狭めて課題管理をとらえてしまうと、全体の流れを把握することができなくなってしまうでしょう。個別のタスクを重視するのはいいのですが、個別のタスクが全体の進捗状況と、どのような関係にあるのかを正確に理解しておく必要があります。


 課題管理を行うことで業務効率を最適の状態に保つことが可能になり、短い時間で高い成果を出す仕事が実現します。適切な課題管理は無駄な時間を省いて仕事に必要な時間を短縮する効果もあるため、メンバーの労働環境の改善にも大きく貢献することになるでしょう。

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