仕事力をつけるための一番の近道が、最適な課題を設定して努力をすることです。課題を設定することで目指すべき方向性が明らかになり、必要な努力を正しい形で積み重ねながら仕事力を向上させることができるでしょう。
では、仕事力を向上させるような課題設定とはどのようなものなのでしょうか。今回は、自分の仕事力の向上のためにおすすめの課題設定の仕方について解説します。
1. すでにある問題を利用する
現在はっきりとしている問題を課題に設定することで、具体的な取り組みによる課題解決が可能になり、より実践的な仕事力の向上につながります。すでにある問題とは、言い換えれば過去に発生していまだ解決されていない種類の問題です。現在に至るまでに様々な人が解決に挑んでいる場合もあれば、まったく誰も手を付けていない場合もあります。
いずれの場合でも問題自体は、すでに明確になっていて関連する条件やルールなどもはっきりしているので、課題設定の入門編としておすすめです。
2. 現状の問題を探り出す
課題は問題の解決を目指して設定されることが多いですが、問題の発見そのものを課題として設定することも可能です。現状の仕事環境を見直して、どこに問題点があるのかを探し出すこと自体を課題として設定すれば、単純な問題解決能力を超えた問題発見能力を鍛えることができます。
問題点を探り出すという作業は、仕事を改善しながらより良い方向へ進んでいくためには絶対に必要な作業です。問題点を探り出すことで改善すべき点とその原因が明らかになり、仕事効率改善に役立つ仕事力の向上が実現するでしょう。
3. 将来の問題を予測する
仕事力とは現状の問題に関するだけの能力ではありません。未来に起こるであろう問題を予測しあらかじめ対処法を立てておくことが本当の仕事力であり、質の高い仕事をするために求められるものです。
過去から現在までの仕事の流れを把握し、現状の仕事を正しく分析すれば、未来に起こるであろう変化を予測することが可能になり、将来発生するであろう問題をより正確に予測することが可能になります。
問題を解決することは仕事の基本ですが、問題が起きる前に対処しておくことが本当に求められている仕事です。そのような仕事力を身につけるためには、将来起きるであろう問題の予測を課題として設定することが有効でしょう。
課題設定が適切であれば、誰でも仕事力を向上させることができます。同じ課題でも捉え方を変えればまったく別の課題として設定することができるでしょう。様々な課題を利用して、仕事力の向上を実現してください。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう