仕事の段取りがどうにも上手く立てられないと思う時、まずは本を読むということが考えられます。実践しながら自分で考えて少しずつノウハウを身につけるのが王道ですが、仕事は待ってはくれないことが多いものです。
すぐにでも使える手法があるのなら、試してみたいと誰もが思うのではないでしょうか。その際にも、ピンポイントでその段取りの立て方が身につくような内容の本を読むことができれば、非常に効率がよいものです。ここではそのための書籍について3つほど紹介していきます。
「頭のいい段取りの技術」
この本は、効率マニアを自称する著者の段取り手法が具体的に述べられているので、すぐに使える手法が多いです。仕事が早いか遅いかは能力とは関係ないとした上で、効率よく進める段取りのたて方と万が一の事態にも備えた行動を常に用意しておくことを重点的に挙げていますが、これらはまさに段取りの基本です。
そして何よりも大事な、段取りを組むに当たっての意識の持ち方もきちんと述べています。形だけではなく、段取りを組む前に知っておくべき目的意識などがあります。それをお腹に落としておかないと、いくら表面だけ真似たところで身につくものではありません。そもそも段取りを立てるとはどのようなことを言うのか、その真髄を知る必要があるということです。
Amazon.co.jp: 頭のいい段取りの技術: 藤沢 晃治: 本
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「最小の時間と労力で最大の結果を出す「仕組み」仕事術」
段取りを組んで仕事の効率化を図るということは、別の見方をすれば作業を最短の時間でこなせるマニュアルを作り上げるとも捉えることができます。そこで仕事を、考えるものと作業系のものに分けて、その作業をいかに効率よくルーチン化することができるかを説いた本です。具体的にその方法が述べられていますので、すぐにでも取り入れることができるものとなっています。
特に忙しくなるとつい仕事もやっつけ感が出てきてミスも出始めてしまう、そんな時にこそ、確実にミスなく作業をこなすためのルーチン化は必要となります。しかも最小限の時間でこなすことを目的としていますので、空いた時間をじっくりと考える必要のある仕事に振り分けることができるというわけです。
Amazon.co.jp: 最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術: 泉 正人: 本
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「時間と無駄の科学」
ビジネス雑誌プレジデントで特集されていた、著名な方々の時間術をまとめたものです。実際には科学的に検証された内容ではありませんが、様々な業界トップの方の考え方を学ぶことができるものとなっています。すぐに使える実践的な本も必要ですが、段取り力を身につけるためには、そのための心構えはどうしても必要になってきます。
そのためにはこのような、会社を引っ張ってきた方々の時間への取り組み方というものも読んでおいた方がよいでしょう。また、複数の方の考え方に接することによって、自分に合ったタイプも分かり、様々な考え方やアプローチの仕方も学ぶことができます。
Amazon.co.jp: 時間とムダの科学 (PRESIDENT BOOKS): 大前 研一 ほか: 本
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以上のように、段取りを学べる本は色々とあります。数が多いということはそれだけ奥が深いものとも言えますので、自分なりの仕事への取り組み方を発見できればよいのではないでしょうか。
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