上司は、言うまでもなくあなたの管理監督者であり、あなたの評価者です。恐らくあなたの会社の就業規則には、社員は上司の指示に従うことが義務付けられていることでしょう。原則として、あなたは上司の指示に従い、上司の監督の下で仕事を進めなければなりません。仕事の段取りがうまい上司であれば、上司の指示通りに仕事を進めればよいでしょう。
しかし、仕事の段取りが下手な上司の場合、与えられた仕事をどのように進めればよいのでしょうか。上司の段取りが悪いとわかっていながら、渋々上司の指示に従って仕事を進めた方がよいのでしょうか。
1. 上司に、仕事の別の段取りを提案してみる
上司の指示を一通り聞いた後、上司の仕事の段取りが悪く、もっと他に良い段取りがあるという考えがあなたにあるのなら、別の段取りを上司に提案してみましょう。
例えば、「ご指示の●●の件、△△のように進めると、コストが削減できると思います。そのようにしてもよろしいでしょうか。」といったように提案できればベストです。
ここでのポイントは、「別の段取りとした方が何らかのメリットが得られること」を上司に伝えること。例えば、コストが削減できる、作業時間が短縮できる、作業のアウトプットの正確性が増す、といったメリットがあれば、上司は別の段取りに変えたとしても、恐らく承諾するでしょう。
2. 仕事を少し進めてみて、改めて別の段取りを提案する
上司の仕事の段取りが悪いことはわかっていても、何の作業も着手しないうちから、頭ごなしに否定していては、上司としては「まずやってみてから、反論してこい」という気分になる可能性があります。上司に別の段取りを提案し、上司が承諾しなければ、まずは上司の指示通りに仕事を進めてみましょう。
実際に仕事を進めてみて、うまくいけば良いですし、仮にあなたの事前の想定通りの段取りの悪さが露呈されるなら、その時改めて、別の段取りを提案します。
一度やってみてダメだったのであれば、上司も納得するかもしれません。その際も、「●●課長の指示通りに行いましたが、△△の点に問題があります。□□といった別の段取りに変更してもよろしいでしょうか?」と事実を淡々と述べましょう。
以上、仕事の段取りが下手な上司から与えられた仕事の進め方を紹介してきました。我慢して仕事をこなしていても、自分のストレスが溜まっていくだけです。言い方には細心の注意を払いながら、自分なりの考えを提案してみましょう。
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