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憧れの上司で居続けること!部下が前向きな考え方で仕事に取り組むために上司がすべきコト

Shingo Hirono

2014/05/01(最終更新日:2014/05/01)


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by _Pek_
 仕事をしていく上で、上司と部下が良い関係を築くのはなかなか難しいことです。上司というだけで煙たがられたり、敬遠されてしまうこともあるでしょう。それでも、部下を育てるのは上司の仕事です。仕事に対して前向きになれず、悩んでいる部下のモチベーションを上げることも、上司の役割のひとつでしょう。では、部下を仕事で前向きな考え方にさせるためには、どのような方法があるでしょうか。

部下が目標としたくなるような上司でいること

 上司だからといって、権力を盾に威張っていてはいけません。いつも不機嫌な顔をして、苛ついた様子で小言ばかり言っている上司や、目上の人にゴマをすってばかりで、毎日疲れきった顔をしている上司を見て、「自分も将来はこんなふうになりたい!」と思う部下はいないでしょう。上司であるあなたは部下にとっての目標なのです。部下の考え方を改めさせたいと思うなら、まずあなた自身の仕事に対する姿勢を省みることから始めるべきです。

 たとえ仕事が忙しくても、人と接するときは丁寧な態度を心がけることが大切です。もし忙しさにかまけておざなりに接してしまったときには後で一言、謝罪の言葉を伝えましょう。上司であるあなたにどれだけ横暴な態度を取られても、おそらく大抵の部下は何も言えません。立場が上であるからこそ、謝罪や感謝の言葉はきちんと伝えていくべきでしょう。部下があなたを見て「自分も将来はこんな上司になりたい!」と思うようになれば、仕事に対する考え方も自然と前向きになっていくはずです。

「怒る」のではなく「叱る」

 厳しいことを言ってしまうと、部下に嫌われたり、かえってモチベーションを下げてしまうのではと考える人もいるでしょう。しかし、本当にそうでしょうか?叱らなければ、部下は間違いに気付きません。自分の間違いに気付いていない人が、ある日突然前向きな考え方に変わるということはまずないでしょう。

 もし、部下があなたから叱られることで前向きな考え方を失くしてしまったのだとしたら、それはあなたの叱り方に問題があったということ。部下が何か失敗をしたときは、「怒る」のではなく「叱る」のです。部下に伝えるべきなのは、あなたの怒りではなく、部下の仕事に間違いがあったという事実なのだという点を意識しましょう。

 部下に「たったこれだけのことで何故こんなに怒られたのか解らない…」と思われないよう、「何がどう悪かったのか」「その間違いによってどんな不都合が生じるのか」「どうすれば改善されるのか」ということを部下と一緒に考えるべきです。一方的に叱るのではなく、部下自身に自分の間違いを正しく認識させ、改善策を考えさせるようにしていきましょう。

部下の良いところを探して褒める

 叱ることも大切ですが、それと同じくらいに、褒めることも大切です。中にはいつもミスが多く、部下本人が萎縮して前向きになれずにいるというケースや、褒めるところが見つからない程、勤務態度の悪い部下というのもいるでしょう。それでもやはり、ただ叱り続けるだけでは駄目なのです。

 どんな人でも、何かしら褒めるべき美点がある筈です。どんな些細な点でも構いません。部下をよく知り、肯定するのです。上司であるあなたに認められることで、自信を失くした部下が立ち直るきっかけになるでしょう。上司であるあなたから一心に信頼を寄せられれば、不真面目な部下も無碍に期待を裏切り続けることが心苦しくなるでしょう。人から肯定されることで、人は前向きな考え方ができるようになります。上司であるあなたの言葉は、あなたが思っている以上に部下の心に残るものです。


 以上、部下を仕事で前向きな考え方にさせるための方法を3点挙げてみました。よく「子は親の鑑」と言いますが、仕事においてはまさに「部下は上司の鑑」なのです。部下を前向きな考え方にさせたいと思ったのなら、まずは上司であるあなた自身が変わらなくてはいけません。

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