ある企画コンペに企画書を出すことになった時、まず何から取り組み始めますか。仕様書を見ていきなり企画書を書きだそうとしていませんか。企画コンペに勝つためには、しっかりとした事前準備が必要です。今回は企画書を書く前に行っておきたいことを3点ご紹介します。
オリエンテーションには必ず参加する
企画コンペが行われる際に、説明会やオリエンテーションが開催されることがあります。これには必ず参加をしましょう。その目的は2つあります。まずひとつは、発注者側の担当者に質問や挨拶をするためです。
コンペに仕様書はありますが、仕様書に書いてあることだけが全てではありません。より深く今回の事業の目的や求めている成果を知るために、オリエンテーションの場で積極的に質問を行い、疑問を解決しておきましょう。また、発注側の担当者やその上司には必ず挨拶を行いましょう。今後のつながりを強化するためにも有効です。
目的のふたつめは、今回のコンペのライバルを知ることです。必ずではありませんが、オリエンテーションに参加している企業はコンペに参加してくるでしょう。ライバルを知ることで、おおよそ今回のコンペの企画で期待されている部分が見えてくるかもしれません。また、他の参加企業にも挨拶をしているといいでしょう。ほかのコンペでもしかしたら連携して提案できる企画などが出てくる可能性もあります。
発注元の担当者と話をする
オリエンテーション終了後、コンペに参加する意向が固まったら、後日発注もとの担当者と直接話をしましょう。
ある程度どのような企画にするか頭の中でイメージをしておいてから、担当者と今回のコンペの目的や目指している部分などを教えてもらいます。話をしながら、自分の頭の中の企画のイメージとも摺り合わせを行い、企画の内容や方向性を固めていきます。
会社の実績の掘り起こしを行う
ある程度企画内容が固まったら、いよいよ企画書作りに入ります。でもその前に、今回の企画内容に近い自社の取り組みの掘り起こしを行っておきましょう。
勝つ企画書には説得力があります。そして、企画書に説得力を与えるのは自社の今までの実績になります。今回の企画内容に似た取り組みを過去にしていた実績や、そしてどのような成果を上げてきたのかを把握しておきましょう。そして必要に応じて企画書に盛り込むようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。このような下準備のもと書かれた企画書は、発注者のニーズに合った説得力のあるものになっているはずです。勝つ要素が詰まった企画書をぜひ作成してみてください。
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