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ロジカルシンキングをする時に役立つ3つのフレームワークツール

Tobayashi

2014/04/30(最終更新日:2014/04/30)


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by d'n'c
 ビジネススキルとして、必須となっているのはロジカルシンキングです。ロジカルシンキングの能力を手に入れるには、論理的な思考を持つとともに、ツールを使いこなすことも大切です。

 ロジカルシンキングの考えを実行するツールであるフレームワークには、いくつか種類がありますので、問題解決の手段の一端である、情報分析に関するフレームワークについて、今回はその代表的なものを3つ紹介したいと思います。

SWOT分析

 SWOTとは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つの言葉の頭文字をとったもので、自社の事業や売り出したい新商品があるとき、自分を取り巻く環境の情報を整理するのに使われるフレームワークです。

 強みと弱みは内部環境、機会と脅威は外部環境によるものです。具体的な方法としては、まずは自社の事業や新商品の強みについて、考えられる項目を書きだしていき、つぎつぎと弱み、機会・脅威についても該当項目を書きだしていき、自社をとりまく環境を整理していきます。

 SWOTを組み合わせて、自社の強みを事業機会に活かすには「自社の弱みと脅威によって起こる事態とは」などと発展していくことも可能で、さらなる分析をすることができます。

4P分析

 4Pは製品(Product)、価格(Price)、チャネル(Place)、販売(Promotion)の4つの頭文字で、マーケティングたのために情報収集するときに使えるフレームワークです。

 製品に関する機能性や品質・デザイン・サービスなどの情報、価格に関する、支払い方法や値引きなどの情報、チャネルに関する在庫や配送、流通などの情報、販売に関する、広告や販促などの情報を集めて、課題を見つけていくのに便利なツールです。

 4Pにそって情報を集めることで、やみくもに情報を集めることなく緻密な作業ができるというわけです。

7S分析

 最後に7つのSからなる分析ツールです。7Sとは、価値観(SharedValue)、戦略(Strategy)、組織構造(Structure)、システム(System)、スキル(Skill)、人材(Staff)、スタイル(Style)の頭文字からなります。

 これは、マッキンゼーが提唱した組織分析のフレームワークです。ソフトとハードが含まれる7Sですが、一番大切なのは会社の価値観です。この価値観を中心とする7Sに従って、自社の強みと弱みを分析し、課題を見つけて組織を改善・強化していきます。

 ロジカルシンキングの基礎として知っておきたい問題解決のツール(フレームワーク)、特に情報分析にまつわるツールを3つ紹介しました。課題に関する解決能力は、課題を正確に把握する力に大きく依存しています。

 課題の本質を見誤ることで解決策がもちがったものとなり、問題の解決から大きくはずれていってしまうからです。ツールは、使いこなしてはじめて役立つのものです。もちろんロジカルシンキングも同様です。まずは、紹介したツールを実際に使ってみることで、ロジカルシンキングのスキルアップをはかりましょう。

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