同じセクションで働くチームメイト、あるいは同期入社などで、セクションは違っても会う機会の多い人が「仕事で疲れているな」と感じると、「何か言葉をかけたい」という気持ちに当然なるでしょう。それは自然な人間心理ですし、あなたが発した言葉がその人の疲れを幾分か減少させる効果があるかもしれません。
しかし、現実には、励まそうをと思ってかけた言葉が逆にマイナス効果を生んでしまうことが少なくないのです。その原因は要するに、かけた言葉が相手の身になって考えたものではない不用意な発言だからです。ではどんな言葉をかけるのが、仕事に疲れた人に喜ばれるのでしょうか?
余計に疲れさせてしまう、不用意な言葉集
まず、疲れている人をいっそう疲れさせる言葉をいくつか紹介しましょう。
「なんか、疲れてるみたいですね」、これはNG。「仕事は疲れますけど、頑張りましょう」、これもNGです。相手は「お前は何様か?」と感じるでしょう。同様に、「ファイトですよ」「気持ちの持ち方次第です」「今の努力が、将来の成功につながるんです」「もうちょっとの辛抱です」「あなたなら、できます」といった言葉も、マイナスにしかなりません。
おすすめの言葉は「頑張り過ぎないで」
そこで、おすすめしたい言葉は「頑張り過ぎないで」です。「頑張って」ですと相手に他人事であることが伝わってしまいます。しかし、「頑張り過ぎないで」ですと、「いつもが頑張っているし、時には休んでね」というニュアンスで相手に伝わります。
仕事をしている上で、一番辛いのは「孤独感」です。声をかけてくれる人が1人でもいると、とても心強いです。ただし、使う言葉には細心の注意を払いましょう。
「大きなお世話」と思われないように配慮すること。これが、仕事で疲れている人に言葉をかけるときに意識すべきことです。
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