職場において、どんなに優秀なスキルを持っていても人間関係がうまくいっていないと仕事がやりにくくなってしまうことはあるでしょう。人間関係が良くないとモチベーションも下がり、仕事に行くのが苦痛になってしまうことさえあります。
では、良い人間関係を構築して仕事を上手く回すためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。ここでは3つのポイントでまとめてみました。
感謝の一言を忘れない
役職・ポジション・雇用形態に関らず、どんな人に対してもきちんとお礼を言うように心がけましょう。
上司や先輩から仕事を教えてもらったとき、部下が頼んだ仕事をきちんとこなしてくれたとき、何か良い結果が出たとき、些細な気遣いを感じたときなど、嬉しかったことや良いと思ったことに対して、感謝の気持ちや、どのようなところが良かったのかをきちんと相手に伝えましょう。
そうすると、言われた人はそれが「良いこと」だと認識し、それを続けてくれる筈です。
間違いは的確に指摘し疑問があれば確認を取る
上司は部下の間違いを必ず指摘し、部下は疑問に思うことに対してしっかり上司に確認することが大切です。
もし自分が上司なら、部下に指摘をする時は感情的になって頭ごなしに叱るのではなく、どのような点をどのように改善してほしいのかを具体的に伝えましょう。
遠慮して何も言わず黙ってフォローに徹してしまえば、部下には嫌われずに済むかもしれませんが部下の成長には繋がりません。部下は自分の間違いに気付かず、上司の負担ばかりが増えていきます。
自分が部下の立場であるなら、疑問に思ったことをうやむやにせず、きちんと上司に確認を取ってください。
自己判断で仕事を進めてもしそれが間違っていた場合、上司や関係者からの信頼を失くしてしまいます。
特に叱られた後など、同じことをもう一度尋ねる場合には気が引けることもあるでしょうが、何度も同じ過ちを繰り返すのではなくきちんと理解できるまでめげずに話をしてください。
少しずつ上司との理解を深めていくことができるはずです。
過度に仲良くなりすぎない
職場で働く仲間と信頼関係を築き、親しくなることはとても良いことです。しかし、あまりにも仲良くなりすぎてしまうと、かえって仕事がしにくくなってしまうこともあります。
少し極端な例ですが、もし上司と部下が友達のような関係になってしまったらどうでしょうか。
上司は友達である部下に遠慮をして仕事のダメ出しがしにくくなってしまうでしょうし、部下が上司の指示に対して対等に意見を言ってしまっては、まとまることもまとまりません。
もし仮にその二人の間でうまく仕事が進んでいたとしても、第三者の目にはどう映るでしょうか。
どんなに親しくなっても、職場の人は友達とは違いますし、良い人間関係は馴れ合いとは違います。より良い仕事をこなすためには、時に厳しい意見も必要です。礼節を欠くことなく、立場を弁えて平等に接するようにしましょう。
以上、良い人間関係を構築して仕事を上手く回すためのポイントを3つ挙げてみました。
職場において良い人間関係を構築するためには、適度な距離を保ちながら、良いことも悪いこともきちんと伝え、共有していくことが大切です。
そうした人間関係を維持していけば、自ずと仕事が上手く回るようになるでしょう。
風通しの良い職場で働きたい!人間関係に悩み続けているなら「転職」を考えてみる
働く上で「対人関係の悩み」は付き物だ。
パワハラやセクハラなどといったハラスメント関係の悩み、人とのコミュニケーションが上手くいかない、社内の雰囲気と性格が合わない——「対人関係の悩み」と一言で表しても、その背景にある原因は人それぞれ。
独力で解決できる対人関係の悩みもあれば、放っておくと精神的に追い込まれてしまうような対人関係の悩みもある。
ストレスが限界まで溜まると「選択肢」が狭まる
対人関係のストレスが限界まで溜まり、「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病気にかかると、転職活動をする余裕すらなくなってしまう。
そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始めてみることをオススメしたい。
転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつき転職しづらくなってしまった……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキーなことなのだ。
ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談してみよう。
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