プロジェクトを進行する時には、必ず事前の企画書などで予算の提出が求めれます。当たり前の事ですが、いくら素晴らしいプロジェクトであっても予算がかかり過ぎてしまって実行に移した時に採算が取れないのであれば、全く意味がなくなってしまいます。
この予算取りの方法ですが、各企業によってその原則の設定方法は様々でしょう。ただし、最低限の予算原則の設定方法を知っておく事に越した事はありませんので、それについて考えていきましょう。
予算の中に含まれるもの
製造業やサービス業など職種によって様々ですが、基本的にプロジェクトを進行する時に予算を設定する場合には、そのプロジェクトに関わる全てのものと考える事が出来ます。新しい商品を開発するのであれば、開発費用は必須です。開発費用とまとめてしまっていますが、この中には部品の仕入れ費用であったり運搬費用、自社以外で加工が必要であればその費用など一つの商品が形になるまでにかかる全ての費用と考えてください。
次に、その商品を売り出すための販売促進にかかる費用やWebサイトの変更などにも費用がかかるのであればその費用、またもっと最初に戻って、商品開発までのマーケティング作業において費用が発生するのであればその費用、さらにその準備などにかかる経費です。
各費用がどのくらいかかるのか
上記では、予算の中に含まれる項目について考えました。当然、予算をはじき出すのもプロジェクトを立案する人になる訳ですが、畑違いの事についての費用はあまり分からない場合があります。上記では商品開発について考えましたが、部品の仕入れ値や運搬費用などは、専門の課に聞かないと分からないものでしょう。
では、販売促進に関してはどうでしょうか。どういったメディアにどの様な戦略で行っていくかにかかる費用をはじき出すには、プロジェクトを企画する人間には一番の得意分野かもしれません。しかし、メディアに出す素材を作る費用などは含まれているでしょうか。プロジェクトは、かかる予算と得られる収益を勘案して採決がされるものなので落ちがあってはいけません。そのため、各費用は専門の部署に依頼して概算を出してもらうという事を原則としておく事が良いでしょう。
落とし穴は「諸経費」
諸経費とは、今までに挙げたもの以外にかかる費用です。もしかしたら、売り込むクライアント先の方のゴルフ接待などの経費がかかるかもしれません。また、企画を売り込み歩く時の交通費などもあります。
細かいようでいて、この諸経費は最終的に積み上げてみると、とんでもない額に達してしまう事もしばしばあります。そのため、諸経費の予測を立てる時には過去に同じレベルのプロジェクトがあったのならそれを参考にしながら、そして、一番は今までプロジェクトに多く関わってきた上司や先輩に確認してもらいながら積み上げていく事を原則としておきましょう。
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