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初心者にオススメ!ロジカルシンキングが身近に感じる「なぜなぜ?」と「どうしたら?」の考え方

Shingo Hirono

2014/05/03(最終更新日:2014/05/03)


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by Johan Larsson
 ロジカルシンキングとは、一般的には「論理的思考」とされ、基礎的な考え方を身につけていると人は多いでしょう。一方、ビジネスにおいてのロジカルシンキングは一般の論理的思考よりもさらに戦略的な位置づけとなっております。

 ビジネスにおけるロジカルシンキングは、ビジネスだけでなく、プライベートにおいても役立つ考え方なので、ぜひとも身につけておいておきたい能力でもあります。今回は、後者の方のロジカルシンキングについて、よりロジカルシンキングが身近になるような考え方を2つ、挙げてみたいと思います。

1. なぜなぜ分析

 なぜなぜ分析。これは、トヨタ生産方式の生みの親である、大野耐一氏著の「トヨタ生産方式」で紹介され有名な考え方です。なぜを5回繰り返すことにより、問題の本質があぶり出されることが、問題解決や目標達成を目指すことの手段となります。

 例えば、「学校に遅刻してしまう」という問題を抱えている生徒がいたとしたら、まず第一回めの「なぜ」を投げかけます。「朝早く起きられないから」という答えなら、さらに「なぜ朝早く起きられないのか」というなぜを投げかけるのです。

 すると、「夜更かししているから」と答えが出ました。さらに3回目のなぜを投げかけます。「夜遅くまでゲームをしている」。さらに4回目のなぜです。「勉強したくないから」。5回目のなぜで、「部屋が汚くて勉強する気にならない」。では、次の休みに部屋を片付けましょうか。という解決策が出ると言うわけです。

 しかし、1回目のなぜで、返ってくる答えは、かならずしも一つである必要はなく、例えば、他に「朝の支度に時間がかかる」などというものが出てきたら、そこにまたなぜを投げかけて行くのです。この方式は、ロジカルシンキングによる「ロジックツリー」という手法と同じで、問題の本質に迫るには、極めて有効なやり方と言えます。

 なぜを5回繰り返すとありますが、意味するところは、なぜは1回では本質に迫るには不十分で、5回くらいはなぜを繰り返す必要があるというところのようです。もちろん、1回目のなぜで本質に迫る答えがでるなら、なぜをそこでストップしても良いです。しかし、なぜが1回で済むような問題ならば、ロジカルシンキングの考え方はそれほど必要としないでしょう。

2. 「ない」から「どうしたら」へ

 人はうまくいかないことがあると、つい「ない」という思考に陥ってしまいがち。例えば、「お金がないからできない」「能力がないからできない」「時間がないからできない」などなど、ついつい「ない」という言葉を用いて表現しがちです。これを「どうしたら」で変換して考えるのもロジカルシンキングによるモノの考え方なのです。

 「どうしたらお金がなくても目標達成できるか」「どうしたら能力がなくても…」「どうしたら時間がなくても…」などと、言葉を変換することで、具体的な解決方法を探っていきます。「ない」から「どうしたら」へ。これもロジカルシンキングによるモノの考え方のひとつです。


 以上、ロジカルシンキングによるモノの考え方を紹介しました。ビジネスだけでなくプライベートでも使えそうな考え方ではないでしょうか。今まで、無理だと思っていた、やりたかったこと、解決できないと思っていた問題。ロジカルシンキングでクリアしてみませんか。

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