論理的説得力を持った文章を書きたいときに有効なのが、ロジカルシンキングです。ロジカルシンキングを利用すれば文章を論理的に構築できるようになり、正しい筋道を整えながら話赤りやすく論理的な文章を書くことができるようになります。
文章作成にロジカルシンキングを用いるためには、具体的はどのような書き方をすればよいのでしょうか。今回は、論理的な文章の書き方として「ロジカルシンキング」が果たす役割について解説します。
全体を論理的に構成する
どのような文章であっても、論理的に構成された文章というのは読みやすく苦も無く理解できるものになります。文章の論理的構成の一般的な形式は、「課題提示→結論→分析→証明」の順番で構成されます。
ただし、この順番はロジカルシンキングで論理構成する時の順番とは異なります。ロジカルシンキングでは課題提示→分析→証明→結論という形になるので、いきなり文章を書き始めてしまうと論理的構成で文章を仕上げることができなくなってしまうでしょう。
ロジカルシンキングを用いて文章を作成する場合は、まず最初にテーマをロジカルシンキングで論理的に分析し、必要な要素をすべてそろえることをしなくてはいけません。ロジカルシンキングで論理的に分析して揃った要素をもとに再構成していく形で文章を作成すれば、論理構成がしっかりとした文章を作成することができます。
関係性をはっきりとさせる
論理的な文章とは、要素同士の関係性が明確になっている文章のことを指します。前の文と後ろの文に繋がりが無く、ただ並列に提示されているようでは論理的に構成されているとは言えません。
ある文章を書くときは、その文章がどの文から導かれたものであるか、その文章が何の目的で書かれている文章なのかを意識しながら書いていくことが重要であり、論理的文章の書き方として正しい意識の持ち方になります。
関係性とは、要素ごとのかかわりであると同時に文章全体における位置づけを示すことでもあります。課題を書いているのか結論を書いているのかが判別できないようでは、論理的な文章とは言えません。企画書やプレゼン用の文章であれば、小見出しをつけたり目次を作成したりして、より明示的に関係性を示す書き方もあります。
不要な要素を削る
不要な要素や無駄な部分が残っていると、文章全体の論理構成がわかりにくくなってしまいます。文章を完成させたら必ず読み返し、不要部分を削ったり足りない部分を補ったりして文章を再度、構成し直してください。添削作業を怠ると論理的な文章にならないだけではなく、誤解や誤読を招く原因になってしまうので注意が必要です。
論理的な文章とは、内容が理解しやすく誰が読んでも誤解なく伝わる文章です。決まり事さえ理解していれば、ロジカルシンキングを利用して文章を論理的に書くのは難しくありません。丁寧に作業していけば誰でもできるので、ぜひ挑戦してみてください。
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