ビジネス文書には、日付の記載は欠かせません。官公庁では文書を受け取る時だけではなく、文書を出す時にも管理番号を付けて出した日付を全部管理しています。これは、文書を出す側と受け取る側の双方にとってお互いを守るためとも言えます。
では、企画書を作成する場合にはどうなのでしょうか。当然ながら、企画書にも日付は必須です。クライアント先から企画の提出を求められた場合、いつその依頼を受けていつ提出したのかという事も重要な事になってくるからです。また、下記のような他の理由もあります。
バージョンが変わる
当然、一発で採用される企画書もあれば、何度も改善や修正を重ねていく企画書もあります。このような時、企画書のタイトルと共に「Ver.1」という様にバージョンを記しておくのは良いことです。
こうすればどれが最新のバージョンなのかがすぐに分かりますし、何回改善を重ねたかによって今後のスキルアップへと活用する事も出来ます。
日付を記す位置
では、企画書のどの位置に日付を記しておけば良いのでしょうか。一般的には、表紙に記す事が多いようです。表紙は、その企画のタイトル・企画を提案する先のクライアント会社名・企画を考えた会社名が記されている事が多いです。そこに、実際にクライアントに説明する日付を見やすい大きさで記しておきましょう。
右上でも右下でも構いません。表紙のタイトルや会社名などをどのようなデザインにするかによって、位置も柔軟に変えていきましょう。また、企画書の一番最後のページに日付を記す場合もあります。この場合も定められた場所はないので、企画書全体のバランスが崩れない位置に記すようにしましょう。
一枚企画書の場合の日付位置
徹底的に無駄を省いて、企画の全体像を把握出来るように考え抜かれた「一枚企画書」の場合、一枚の中に色々な項目を入れなければいけないので、日付など必要ないと思うかもしれません。しかし、一枚企画書であっても日付は入れた方が良いのです。
この場合大体が一番上に企画のタイトルがきますが、タイトルと高さを揃えて一番右側に小さく記す事が出来ます。例え一枚企画書であったとしても、その企画を提案した日付というのは重要なのです。
よく「表紙だけ立派な企画書にしても中身が伴わなければ…」という話を聞くかもしれません。企画書を作成する時に色々な手法を駆使して、クライアントへのメッセージ性を強く持たせる例が増えていますが、表紙や見た目だけが良くても中身が伴わなければ意味が無いというのは当たり前でしょう。
日付の位置一つでその企画書の良し悪しが決まる訳ではありませんから、そこまで気を遣わなくても良いとも言えます。ただし、最低限の礼儀は守る事が大切ですので見やすさを重視して記載することが重要です。
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