自分で仕事が雑だという自覚があっても、どのように改善したらよいのか判らずに悩む人も多いかと思います。決して手を抜いているわけではないでしょうし、注意深く仕事を進めていると思いつつも、何故かミスが多かったり成果の具合が思うような形ではなかったりと、納得のいく結果が出せないことに不甲斐ない思いをすることもはよくあることではないでしょうか。
そのように、つい雑になってしまう仕事の改善の仕方として、一体どのような方法があるのでしょうか。
原因の根底を考える
仕事がどうしても雑になってしまうことには、必ず理由があるはずです。ただ単に注意力が不足しているとか、時間に追われてというような漠然としたことが原因だと思っていては、なかなか改善することはできません。具体的な方法で対処できるように、その理由を考える必要があります。
たとえば何故か時間に追われる感じがする、急いで片付けないといけないという気持ちが強いとします。当然のことながら、するべき作業を飛ばすなどの時短に走って、仕事が雑になってしまうということは考えられます。
ここではっきりさせておきたい事は、急いで仕事をするという事はするべき作業を飛ばすということではありません。そのような事をすれば、後でそのフォローをするために余計に無駄な時間を費やしてしまうことになります。たとえどんなに急いでいたとしても、するべき作業はきちんとこなす事が大事です。その上で、無駄な動作はないかとか、作業の進め方に工夫はできないか等を考えるという行為が必要になってきます。
ひとつひとつの作業をリスト化する
作業を飛ばさない工夫のひとつとして、するべき作業のリストを作って常に携帯するということがあります。「もう同じ仕事は長く続けているから今更…」などと思ってはいけません。仕事が雑になっているということは、するべき作業を行っていないということですから、それがきちんと身に付いていないという証拠です。
分かったつもりにならずに、必ず自分がするべき事のリストを作って、かつ常にそれをチェックしながら仕事を進めることが改善のためには必要です。
確認を怠らない
よく飛ばしてしまう作業のひとつに、確認作業があります。きちんとできていると思うからということで、この確認をせずに次の作業に取り掛かるということがありますが、後々の事を考えるとこの確認作業というものは非常に大事なものです。
そうは言ってもつい忘れてしまうという方もいるかもしれません。そんな時には、何か必ず行う動作を決めておくことです。例えば電車のホームでよく見る指差し確認です。このような動作を必ず行うことによって、確認をすることを忘れないようにします。
以上のように、具体的にこれだけのことを行えば、仕事が雑になることはないというものを作ることが必要です。そしてそのルールを必ず守って実行することが、改善のためには必要なのだということを心に留めておいてください。
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