仕事をする時に求められる事として、正確さとスピードがあります。もちろん両方が備わっているのにこした事はありませんが、正確であるがスピードは遅かったり、仕事は早いけれども正確さに欠けているという方が多いのではないでしょうか。
両方を一気に求められても、まだ慣れていない内はなかなかうまくいかずに困ってしまいます。しかし、クライアント先に迷惑をかけない事などの優先事項を考えれば、スピードが遅くて残業が多くなってしまったとしても、正確である事は大切です。では、スピードが遅いとしても正確に仕事を行うために、役立つ事はあるでしょうか。
チェックリストを作成する
人間は、覚えておこうと思っていてもつい忘れてしまう生き物です。ミスを無くそうと思っても100%無くす事は不可能でしょう。この場合、リスクマネジメントの分野ではよく言われる事ですが、「人間はミスを犯す」という考え方の基でそのミスを極力防ぐためにはどうすれば良いのか、という事を考える事が有益です。
例えばミスを犯したとしても、そのミスに自分で気がつく事の出来る様な「仕組み」を作る事などが考えられます。この場合、チェックリストを作成して活用すると良いでしょう。企画書を見直す時に「タイトル」「クライアント名」「日付」など確認する事項をリスト化しておくのと同様に、仕事によって必ず押さえておきたい要点をリスト化しておいて、終わった後に一つずつ確認してみるのです。そうすれば、スピードは遅いかもしれませんが正確な仕事が出来るようになるでしょう。
書類は声に出して読む
これは職場ではなかなか難しいかもしれません。しかし、企画書や議事録など、仕事には書類の作成がつきものです。この場合、もちろん出来たものを見直す事が大切なのですが、その時に出来る事なら声に出して読んでみる事をお勧めします。
パソコンや書類を目だけで追ってしまうと、特に自分が作った文章であれば自分が考えて作った事ですから、「思い込み」というものが邪魔をしてしまいます。どんなに頭を白紙にしようと思ってから目で追ってみても、やはり確実性を求めるのなら、声に出して「文字」を読んでみる事です。
文章を読もうとすると、どうしても思い込みに邪魔をされてしまいます。こうすれば、書類作成上のミスを減らせることができ、正確な仕事が出来るようになるでしょう。ただ、周りに同僚が居る所だと恥ずかしかったり迷惑をかけてしまうかもしれませんので、工夫が必要です。正確さを上げるために、ぜひ色々な工夫をしてみて下さい。
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