仕事が早いのは歓迎すべき事態ですが、いくら仕事が早くても仕事ぶりが雑な用では評価される仕事とは言えません。仕事を効率化して早く済ませるのはビジネスにおける課題の一つですが、早さとクオリティの2つが揃ってなければ意味がありません。
早いことが良いとされている仕事であっても、雑な仕事では仕事のクオリティを保つことができず、周囲に迷惑をかけることになってしまうでしょう。雑な仕事しているとなぜ良い評価につながらないのでしょうか。今回は、仕事が早いけど雑な人が評価されない理由について解説します。
雑な仕事はミスにつながる
雑な仕事が歓迎されない一番の理由は、雑な仕事がミスの原因になるからです。仕事というものは、わずかなズレが大きなミスにつながるものです。雑な仕事ぶりは仕事にズレや歪みを生む原因になり、ミスを誘発することになります。
特に数字が絡む場合、数字が一個違うだけで大きなミスにつながります。連絡がいい加減であったり、書類の記入が乱雑な場合、数字を誤認してしまうのは珍しいことではありません。また、雑な仕事をする人というのは確認作業を怠りがち。一言確認するだけでミスの発生を防げるケースであっても、仕事が雑な人が担当するせいで確認作業が行われず重大なミスにつながってしまうこともあります。
ミスの中には防ぐことが困難なミスもありますが、雑さに由来するミスは簡単に防げるものばかりです。どんなに仕事が早くても、ミスが発生してしまえば仕事が停滞してしまい、結果的に仕事にかかる労力も時間も増えてしまいます。雑な仕事を改めて丁寧に仕事に接することが、最終的な仕事のスピードをアップさせることに繋がるでしょう。
二度手間になる
雑な仕事をする本人は仕事が早くなるかもしれませんが、それは個人の仕事の早さに限った場合のことです。仕事は一人で行うものではなく複数の人間が協力して進めていくものですので、雑な仕事のせいで周囲の人間は尻拭いや確認作業をする羽目になってしまいます。
雑な人が書いたメモの文字というのはが殴り書きで読みづらい字であることが多いですが、本人は手早く書いたつもりでもメモを受け取った人は何と書いてあるのか読み取るのに時間がかかってしまい、再確認の手間が発生してしまいます。
雑な仕事でクオリティが低い場合、やり直さなくてはならない場合もあるのです。本来一度の作業で済む仕事に二度も三度も手間をかけていては、仕事が進まないだけでなく無駄なコストもかかってしまいます。雑な仕事は効率化の敵です。常に丁寧に仕事をすることが仕事の質向上につながり、作業全体の効率化を達成します。
本当に仕事が早い人というのは、自分の仕事だけでなく周囲の仕事にも気配りができる人のことを言います。雑な仕事のツケを周囲の人たちに払わせてしまっているようでは、周囲から評価されることなどありません。
雑な仕事というのは自己中心的な仕事であり、自分のことしか考えていない配慮に欠けた仕事です。そのような仕事を続けていては評価されないでなく、信頼を失ってしまうことになるので注意してください。
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