仕事の教え方が上手な上司とそうでない上司とがいます。教え方が下手でも時間をかけて丁寧に説明してくれれば、最初は理解しにくくても、コミュニケーションを図っていけば、やがて仕事は覚えられます。
一番困るのが「教え方が雑」というタイプ。このような上司はレクチャーにかける時間が短く、説明内容がしばしば欠落してしまうため、仕事を正確に把握することは困難です。その対処法も簡単ではありませんが、仕事の内容を正確に把握できなければ、先へ進めなくなってしまいます。では、どうすればいいでしょうか?
上司の説明を基にメモを作る
いかに雑ではあっても、その仕事に関する情報はある程度レクチャーされているわけです。ですから、まず、その情報を手がかりに、メモを作ってみましょう。おそらく最初の段階では、仕事の流れや進め方、手順など、曖昧なものにしかならないでしょう。
「このあと、どうすれば、その先のゴールに至るのか?」や「この作業の5つの手順の順番はどうなっているのか」など、不明な点がたくさん出てくると思います。そのメモだけで、正しく仕事をすることは不可能でしょう。
先輩、同僚にアドバイスしてもらう
次に、そのメモを基に、わからないところを上司ではなく、セクション内の先輩や同僚に聞いてみましょう。上司に聞いても、おそらく同じことの繰り返しになってしまいます。ですから、それ以外の人に聞いて、メモの内容を「補強」するのです。これはあくまで「補強」です。メモの精度を少しでも向上させるための作業。
同じ仕事をするにも、人によってやり方、教え方は違ってきます。最終的には、上司のやり方を把握しなければなりません。ですから、情報を補強して「たたき台」とするのです。
自分でマニュアルを作り、上司にチェックしてもらう
その「たたき台」をもとに、自分で仕事のマニュアル、手順説明書を作ってみましょう。情報が補強されていますので、完全でなくても、ある程度、筋道の通ったものにはなるはずです。それが出来たら、「仕上げ」です。その説明書をペーパーにして、上司に見てもらうのです。注意しなければならないのは、上司を不快にさせないこと。まちがっても「教え方が雑だったので、もう一度確認したい」というようなニュアンスを出してはいけません。
あくまでも、「自分は理解力が低いので、レクチャーしていただいた内容が正確に把握できているか不安です。自分なりのマニュアルを作ってみましたので、チェックをお願いできますか?」という意識と態度で、上司にチェックしてもらいましょう。いかに雑な性格の上司であっても、ペーパーに目を通し、それをチェックするぐらいのことはしてくれるでしょう。欠けている情報や、より正確な手順などが、ここで確認できるわけです。
少し手間のかかる対処法ではあります。しかし、よく分からないまま仕事を始めてしまうよりは、結果として短時間で問題が解決できるはず。ぜひ、参考にしてみてください。
「教え方が雑な職場に懲り懲り……」という人へ
教え方が雑な上司がいる場合、「教える」「協力し合う」という社内文化が根付いていない可能性が大いにある。
そういった職場では、異動したり上司が変わったりしたところで、いつまでも教え方が雑なままだ。
現職の教育体制などに不満があり、ストレスが溜まるようならば「転職」を考えてみるのもいいだろう。
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