同じ職場で同じように仕事をしていても、仕事が遅くなりがちな人と仕事を締め切りまでに仕上げる人が出てきます。一人で出来る仕事や単純作業であっても全部が一人で完結している仕事というのは滅多にありません。
仕事は取引相手がいたりチームで行っていたりするので、一人でも遅いとチーム全体の仕事の仕上がりが遅くなってしまいます。そうすると、すべての工程に影響が出てきてしまうでしょう。では、仕事が遅い理由の原因には何が考えられるでしょうか。
優先順位がわからない
仕事が遅い理由に、単純に動きが遅いというのも考えられます。初めての作業で勝手が分からなかったり、操作にもたついて遅いというのが理由なら訓練次第でスピードはアップしてきます。ではなく、一生懸命コツコツ仕事をしているのに遅いという場合、仕事に優先順位がつけられないことが原因になっているケースが多いものです。
仕事の優先順位ははっきり明文化されている職場は少ないもの。自分のチームが何をしていて、ここで自分がするべき仕事は何か、はっきり把握していなければ優先順位をつけることができません。
その「何をするべきか」という把握ができないので、とりあえず目の前にある仕事を片づけることに集中し、優先度が高い仕事が置き去りになって結果として締め切りに間に合わなくなったり、仕事を中断した後、同じ仕事を再開せずに別な仕事から手を付けて時間を無駄遣いしてしまう、ということが原因として考えられます。
段取りが組めない
仕事が遅い原因として、仕事の段取りが組めないというものもあります。仕事の優先順位をつけることも大切ですが、この仕事が終わったら次に何をするか、仕事の順序の組み立てができている人のほうが仕事を効率的に終わらせていくことができるでしょう。
順序が頭の中で組み立てられているので、次の仕事に取りかかるときのタイムラグが少なくて済みます。今行っている仕事の次の次くらいまでを念頭に置いて仕事をしている人の方が、たとえ動きが遅くても効率的に仕事を終えていくため、結果として締め切りまでに仕上げることができるのです。
聞くことができない
また、何をしたらいいのかわからないのに人に聞くことができない、というのも仕事が遅い理由として考えられます。自分一人で解決しようとしていろいろ調べても結局、堂々巡りをしてしまい、時間ばかりが過ぎていってしまうというようなことは、特に新入社員や配属されたばかりの時に起こりやすいことです。何をするか分からないためにチームや自分の仕事が把握できず、優先順位がつけられない、そのために段取りをつけることもできない、という悪循環に陥ってしまうことが仕事を遅くしてしまう原因になります。
以上、仕事が遅い理由として考えられる原因を紹介してきました。きちんと原因を把握して改善策を練れば、仕事のスピードは少しずつ上がっていくはずです。ここで紹介したことを、まずはきちんと認識してから対策を練りましょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう