仕事を進める上で、また、より良い成果を上げるために、心の余裕は大変重要な要素です。スケジュールがどんなに過密でも、いや、過密であればあるほど、心の余裕が必要になってきます。焦って仕事をしたのでは、ミスを誘発しやすくなり、かえって仕事の効率がダウンしてしまうからです。
「心に余裕を持って」という意識も必要ですが、それだけでは焦りを解消することは難しいでしょう。具体的な方法を3つ紹介します。
1. 低めの自己ノルマを設定しておく
仕事をする上で、自己ノルマを設定するのは、効率アップのために有効な方法です。そのとき、ノルマを低めに設定することをおすすめします。つまり「今日1日で、最低でもこれだけの仕事をしよう。これだけの成果は必ず上げよう」という目標を定めるのです。最低ラインなのですから、「ちょっと甘すぎるかな?」と感じるレベルのノルマで構いません。
そして、とにかくそれを達成するよう仕事を進めるのです。もともと「甘め」に設定したノルマなのですから、特別なアクシデントが起こらない限り、クリアするのは難しくないでしょう。クリアしたら、あとは、仕事をプラスしていくだけ。「ノルマはすでに達成している」という意識がありますから、自然に余裕が生まれ、作業効率はアップするはず。「あとはおまけ」のような気持ちで取り組む仕事は、スムーズに進行するでしょう。「楽しい」と感じることさえ、できるのです。
2. 1日に3度の「次の仕事」の確認
始業前と休憩前、そして終業直前に「次の仕事」を確認しておくのも、心に余裕を持たせるために有効な方法です。始業前は1日の仕事全体を俯瞰し、先ほど言ったようなノルマ設定をします。その後で、「まず最初にする仕事」の確認をするのです。全体を眺めたあとで、「最初の仕事」にスポットライトを当てる。そうすることによって、何をどうすれば良いのかがしっかり把握でき、余裕をもって仕事を開始することができるのです。
同じように、休憩の前にも「休憩後の最初の仕事」を確認。終業直前には「明日最初にするべき仕事」をチェックしておくと、頭が整理され、心に余裕が生まれるのです。
3. 正確なスケジュール管理とこまめな確認
1日の仕事に関しては上記のとおりです。ただ、それだけでは不十分。先々のスケジュールがきちんと管理され、ある程度把握できていないと、心に余裕を持って仕事を進めることはできません。ですから、常に正確なスケジュール表を作り、自己管理する必要があります。
1日のスケジュールにはじまり、1週間、1か月、さらにはその先のスケジュールまで、完全でなくても頭の中でイメージできると、目の前の仕事をするにも余裕ができるのです。「今の位置と先の流れ」が掴めるからです。随時、先々のスケジュールをチェックし、大まかな見通しを立てる習慣を持ちましょう。それが心に余裕を生むことにつながります。
心のゆとりは仕事を円滑に進めるためだけでなく、「仕事のストレスを溜めにくい」という効果もあります。せひ参考にしてみてください。
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