HOMEビジネス 1週間で「デキる部下」にする!仕事の要領が悪い部下に対する仕事の教え方

1週間で「デキる部下」にする!仕事の要領が悪い部下に対する仕事の教え方

Shingo Hirono

2014/04/25(最終更新日:2014/04/25)


このエントリーをはてなブックマークに追加

1週間で「デキる部下」にする!仕事の要領が悪い部下に対する仕事の教え方 1番目の画像
by CoreForce
 生まれつき要領の悪い人間というのはどこにでもいるものですが、部下の仕事の要領が悪いことに限っては本人のせいではなく、仕事の仕方を正しく教えることができていない上司の責任です。

 仕事の仕方ならきちんと教えている、と自分では思っているつもりでも、間違った教え方では何の意味もありません。部下の仕事の要領というものは、上司の押しで方次第で天と地ほど変わるものです。今回は、仕事の要領が悪い部下に対する業務の教え方を紹介します。

やるべき仕事を教える

 部下に仕事を教えるときの基本は「やるべき仕事を教える」ことです。そんなの当り前じゃないか、と思うかもしれませんが、意外とこの基本が守れていない上司は多く、部下の仕事の要領が悪い最大の原因となっています。

 やるべき仕事とは仕事の正しい進め方であり、理想的な手順のことです。「書類を作成しろ」と命令するだけでは、部下はどのように書類を作成してよいのかわからずに要領よく仕事することなど不可能です。何か新しい仕事を指示する時は、最初に仕事の意味と手順を説明し、どのようにやれば要領よく仕事ができるのかを明確に示すことが重要になります。

 いちいち手順を教えていては部下が育たない、という人がいますが、ワケの分からない状態で仕事をさせていても成長するはずがありません。最初に正しいやり方を教え、そのやり方を覚えていくことが成長に繋がり、要領よく仕事をこなせるようになるのです。

仕事の優先度を示す

 要領が悪い部下というのは、重要な仕事もそうでない仕事も同じ価値に考えてしまい、すべてを一気にこなそうと考えるあまり、仕事を滞らせてしまうのです。

 部下に仕事を指示する時は、必ず仕事の重要度や優先度を教え、仕事をどの順番でやるべきかということを明確にしておきましょう。部下自身に優先度を判断させるのは、要領がよくなってからでも遅くはありません。まずは優先度に対する判断を上司の責任で行い、部下には判断させないようにしておくことが大切です。

手の抜き方を教える

 要領の悪い部下の中には、仕事に完璧さを求めるあまりに容量を悪くしてしまっている部下もいます。仕事に真剣に向き合い質の高い仕事を目指す姿勢は尊重すべきですが、それが要領を悪くしている原因の場合は改善が必要です。

 完璧を求める性格の人は、大して重要でない部分まで完璧を求めようとしているものです。仕事の中で重要でない部分にまで気を配っている場合、その仕事はもっと手を抜いていいんだよ、と一声かけてやりましょう。

 書類のフォントの大きさだけで1時間以上悩んでいては、重要な仕事が遅れてしまいます。適度な仕事の手に抜き方を教えることで、無駄なこだわりが捨てられ、要領よく仕事ができるようになります。


 要領のよさばかり追求して仕事をしてはいけませんが、あまりにも要領が悪い部下には上司がアドバイスしてあげる必要があります。上司の一言だけで問題が解決することも珍しくありません。部下の様子をよく見て、適切なアドバイスをしてください。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード